無事役目を終えただろうか・・？

コツバメを探していた時に足元で見つけた「ホオズキ」の実の名残。
レースのカーテンみたいで素晴らしい自然のデザイン。
とっくに役割を終えていても、まだ見るものの心を引き付ける存在感はすごいなぁ！

















目の前をよちよちと低空で飛ぶものがいた。
何だろう？見たことのない飛び方だなと思っていたら、「ミヤマセセリ」のオスだった。
止まったその姿は、痛々しいほどに翅が欠損していた。
早くに現れた個体だろうか。
この翅では、思うように飛べないわけだ。

















これではメスを追いかけることもできないだろう、彼はすでに役目を終えたのだろうか？
また、敵に襲われればひとたまりもないだろう。

何かが飛んでいるで見過ごせば何のことは無いが、気にかけてじっくり観察すると思いもよらないことや感動がそこにある。
それに気付くか気付かないかは大きな違いだなと改めて思ったのだった。

















2012年4月16日　東京都
ナス目　ナス科　ホオズキ
鱗翅目　セセリチョウ科　ミヤマセセリ　　CANON　EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

コメント 2

生きとし生けるもの生命が続く限り何か輝きを皆持ってますね！
それをどのように感じて、画像に取りだすかが大変難しく何時も
挫折してしまいます。
↓の赤く煌めく甲虫も素敵ですが、
↑の最後の命を燃やし続けるミヤマセセリも素晴らしいです。
by ヒメオオ (2012-04-21 17:30) 

ヒメオオさん　コメントありがとうございます。
一生懸命生きることは、どんな生き物でも感動を与えるものですね。ミヤマセセリから改めてそのことを実感しました。
by hirokou (2012-04-21 23:01)