赤い虫 [甲虫]
歩いていると赤い虫が飛んでいるのが目に入った。
もうそんな時期かと思っていたら目の前に止まった。
よく見ると思った通りの「アカハネムシ」だった。
幼虫は朽木を食べ、成虫は毒のあるベニボタルに擬態しているといわれている。
毒がないのに毒がある者の姿に似せて身を守る擬態をベーツ型擬態、毒がある者同士が似ていることをミューラー型擬態という。
アカハネムシはベーツ型擬態、テントウムシの仲間はミューラー型擬態だ。
林縁の草の上に、また赤い虫がいた。
最近老眼がかなり進んで裸眼ではこのサイズは全く判別できない。
マクロレンズを通して見るとアカハネムシとは異なるので、帰って調べると「キイロクビナガハムシ」だった。成虫で越冬し、ヤマノイモやオニドコロの葉を食べる。幼虫は自分の糞を背中に乗せ敵から身を守る。これは隠蔽型擬態だろう。以前にこの幼虫を撮影していて近づきすぎて糞が手についた。べチャッとしていて非常に不快だったことを思い出した。
2012年 4月16日 東京都
鞘羽目 アカハネムシ科 アカハネムシ
ハムシ科 キイロクビナガハムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2012-04-19 20:32
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