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ようく見ると美しいヨ! [虫]

葉の上に「コアオハナムグリ」を見つけた。
頭には金色の花粉をつけ、前翅の緑の地色にクリーム色の模様がきれいだ。コアオハナムグリ1009.JPG



















もともと中国からの外来種だが、いまや日本全国で市民権を得ている「アオマツムシ」。
林縁をつぶさに見て回ると時折見つかるが、なかなかその姿を見ることは少ない。
オスの翅の発音器は、まるで幾何学模様のようでなかなか秀逸のデザインだ。
アオマツムシ1009.JPG


















昨年の渇水の影響か、今年はアオイトトンボやオオアオイトトンボを見る機会が少ないように思う。
この日久しぶりに見つけた「オオアオイトトンボ」。
複眼や体の緑色は、美しい命の輝きだ。
アオイトトンボ1009.JPG


















2014年10月9日 東京都
コウチュウ目コガネムシ科 コアオハナムグリ
バッタ目マツムシ科 アオマツムシ
トンボ目イトトンボ科 オオアオイトトンボ    CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM内蔵ストロボ/430EXⅡ


灯火に来たヒメカマキリモドキ [その他の虫]

丘陵の湖沿いの街灯を回った。
街灯に蛾の構図は、おどろおどろしいシーンで使われることがあるが、虫好きにはウキウキである。
この夜は、そろそろシーズンも終わりであろうクスサンのシルエットが見られた。
かっこいい!
クスサン1005.JPG



























灯りに来るのは蛾だけではない。
ホテルのネオンサインに誘われてやってきていた「ヒメカマキリモドキ」。
いつも気にかけているが見つからず、出会ったのはこれでわずか2回目だ。
昼間のfieldで見るのは至難の業だ。
ヒメカマキリモドキ1005.JPG


















2014年10月5日 東京都
チョウ目ヤママユガ科 クスサン
アミメカゲロウ目カマキリモドキ科 ヒメカマキリモドキ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


曇り空の下で皆お休み [自然]

今日は時折小雨が降る肌寒い一日。
秋空を舞うトンボたちも、あまり見られない。

ススキ原で休んでいる赤く色づいた「コノシメトンボ」を見つけた。
顔まで真っ赤。

撮っていて草に体が当たると、あちこちからトンボたちが飛び立った。
どこにいたのか?びっくり!

konosimetonnbo.JPG



























草はらのチカラシバでは、「キタテハ」がお休み中。
翅の先が尖る秋型、きれいな翅。
今日はみんなお休みだ。
キタテハ1009.JPG


















2014年10月9日 東京都
トンボ目トンボ科 コノシメトンボ
チョウ目タテハチョウ科 キタテハ  
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM内蔵ストロボ/430EXⅡ


泥棒顔のシブイロカヤキリ [バッタ]

ススキはいろんな生き物たちの棲家となっている。
何かいないかと見ていたら、葉裏に不自然な色とふくらみが・・・。
シブイロカヤキリモドキ0929.JPG



























クビキリギスの幼虫かと葉をひっくり返してみると、いたのは「シブイロカヤキリ」の幼虫だった。
昔、この虫の存在を知らなかったころは、すべてクビキリギスだと思っていた。
当初シブイロカヤキリモドキと呼ばれていたが、改名されてシブイロカヤキリとなったがいまだにモドキと付けてしまう。
モドキという名は嫌いなのだが・・・・。
シブイロカヤキリモドキ0929-1.JPG


















クビキリギスと本当に似ているが、見慣れれば区別はたやすい。
クビキリギスは後ろ脚が長いが、本種は上の写真のように後ろ脚が短い。
また、クビキリギスの口は赤く血吸いバッタとも呼ばれるが、シブイロは黒い。
まるで、口ひげを伸ばした泥棒のようだ。
昔の泥棒といえば、ほっかぶりをして口の周りが黒いのが定番だった。
シブイロカヤキリ0929-1.JPG


















2014年9月29日 東京都
バッタ目キリギリス科 シブイロカヤキリ    CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ

秋の灯火観察会 [虫]

先日、灯火観察会に行ってきた。
夏に行われる予定だったが、天候の都合で秋に延期となったのだ。
さて、今の時期何がやって来るのだろうか。
生物部の中学生や高校生も参加して、幅広い年齢層の観察会だった。灯火観察会1004.JPG





















この日は、曇りで月明かりも風もなく絶好のコンディション。
期待したのは、クスサンなどの大型のガや樹上性の直翅類だったが、虫たちの集まりは悪い。
ポツリポツリとガたちが集まってきた。
灯火観察会1004-1.JPG




















屋根瓦の下からはアオダイショウの子供も興味津々。
参加者の人気者に!
アオダイショウ1005.JPG


















今回一番多くやってきたのは、「ウスキツバメエダシャク」。
白い体に淡い筋、後ろ翅の赤い紋がとても魅力的だ。
usukitubameedasyaku.JPG


















初めて見たのが「アシベニカギバ」。
翅が褐色のみの個体もいるようだが、黄色の模様のある個体がやって来た。
色合いも美しく、名前の紅色の脚をしっかり拝見。
正面顔は愛らしいものだ。
アシベニカギバ1004.JPG


















少ないながら甲虫類も訪れていた。
白い点が並んだテントウムシ、「シロホシテントウ」。
鞘翅に12個、前胸背に2個の白斑が特徴だ。
シロホシテントウ1004.JPG


















こちらも初見の「ヒラタアトキリゴミムシ」。
似ているものもいるが、この名でよいだろうか?
他にもいろいろやって来たが、やはり夏に比べると圧倒的に種が少ない。
また、残念ながらお目当てを見ることができなかった。
この日少し抜け出して、丘陵の明かりを見て回ったら、クスサンやコウモリガ、ヒメカマキリモドキなどが見つかった。
やはり環境のせいだろうか。
ヒラタアトキリゴミムシ1004.JPG


















2014年10月4-5日 埼玉県
有鱗目ナミヘビ科 アオダイショウ
チョウ目シャクガ科 ウスキツバメエダシャク、カギバ科アシベニカギバ
コウチュウ目テントウムシ科 シロホシテントウ、オサムシ科ヒラタアトキリゴミムシ
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


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