秋の野草観察会 [季節]
今日も秋晴れの一日、ボランティアの秋の野草観察会にほんとに久しぶりに参加した。
思ったよりたくさんの方が参加されちょっとびっくり。
懐かしい顔、何時もの方、初めてお会いする方、これも参加する楽しみの一つ。
このところいつも気にかけて探していた「キッコウハグマ」の風車のような小さな花。
探せど閉鎖花ばかりで咲いているものを見つけることはできずにいたのだが、今日はたくさんの花の群生を紹介いただいた。
草はらで「クビキリギス」のメスを見つけた。
成虫越冬なのでこれから訪れる寒く厳しい冬を命がけで乗り越えなければならない。
暗い臨床の園路沿いで、ツチグリという声に駆け寄った。
ツチグリ大好き。
放射状に開いた外皮の中央にまん丸い袋が鎮座する。
しかし見てツチグリ?ちょっと違和感があった。
帰って調べると、「フクロツチガキ」。
クリとカキ、分類が違うものの見た目は外皮の形状が異なることくらいの違いだろうか。
湿気が多いと外皮が開き、乾燥すると閉じてコロコロと転がり移動するのも同じ。
なんて面白い!
子孫を残すために移動するキノコは他にはあるまい。
※ツチガキにはフクロツチガキのほかにシロツチガキというのもあるらしい。
どちらか僕には判断がつかないが、ツチガキには間違いないだろう!
一日ゆったり歩いた生き物観察。
他にもたくさんの生き物たちを見ることができ、さらに今まで疑問に思っていたことも解決!
とても楽しい観察会だった。
2014年10月26日 東京都
キク目キク科 キッコウハグマ
バッタ目キリギリス科 クビキリギス
ヒメツチグリ目ヒメツチグリ科 フクロツチガキ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L USM/内臓ストロボ