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キバネツノトンボの季節がやってきた [その他の虫]

昨日、前職場の大先輩からキバネツノトンボが出たよというメールをいただいた。
もうそんな季節、近いうちにと思っていたら今日電話もいただいたので、早速出かけてきた。
こうして連絡をいただけるのは大変ありがたい。
一年ぶりに現地を訪れたが、昨年多く撮影した場所がわからず右往左往。
結局昨年ここにもいたという場所を見つけて探してみた。
偶然に、連絡をいただいた大先輩のAさんと遭遇。お礼を述べて、状況を確認。
キバネツノトンボの発生場所はこんなところ。
キバネツノトンボ0502_1.JPG
















着いたのが昼を回ってしまったのと、かなり風が強かったので飛んでいる個体は一頭もいなかった。
しからばとまっているのを探そうと目線を下げてチェック。
これがなかなか見つからない。
足元から飛び出したのは、今年初見の「ギンイチモンジセセリ」だった。
年に2回発生するが、春型は翅の白線がくっきりしていて美しい。
ギンイチモンジ0502_1.JPG
















ようやく風を避けるように草の根元にとまっている個体を発見。
久しぶりに見たものの、やはり色も形もかっこいい!
キバネツノトンボ0502-3_1.JPG
















風が強くとまっている草が揺れてピント合わせが大変だ。
ただ飛ばされないようにしがみついているので、結構近くまで寄ることができた。
キバネツノトンボ0502-5_1.JPG
















一度体が冷え切ったら直ぐには飛べないのだろう。
この個体は、翅を震わせ体を温めて、少しして飛び去った。
キバネツノトンボ0502-1_1.JPG
















近付いても飛ばない個体がいたので手乗りにチャレンジ!
うまく乗ってくれた。
昨年は5月17日に撮影しているので、今年は発生が早いようだ。
短い間に出現するので、今日を逃せば休みの関係で今年は見られなかったかもしれない。
Aさん、ありがとうございました。
キバネツノトンボ0502-4_1.JPG

















2013年5月2日 埼玉県
アミメカゲロウ目 ツノトンボ科 キバネツノトンボ 
CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


タケウチトゲアワフキ 素晴らしい造形美 [セミ・カメムシ]

武蔵野の公園にあるクリミアボダイジュで、大きさ5mmほどの小さな面白い虫を見つけた。
真っ黒い体に褐色がかった透明な翅、背中に鋭く長い角を持つ、素晴らしい造形美!
最初ツノゼミの仲間かと思ったが、調べると「タケウチトゲアワフキ」というアワフキムシだった。
タケウチトゲアワフキ0429-5_1.JPG
















今が発生シーズンであちこちの枝先に白い管のような幼虫の巣があり、そこから出て羽化している。
タケウチトゲアワフキ0429_1.JPG


















アワフキムシはセミの仲間なので、羽化するところはセミそっくり。
タケウチトゲアワフキ0429-1_1.JPG


















探してみると巣の外に幼虫らしきものを見つけた。
これから羽化するようだが、背中の角が見られない。
ここからどのようにしてあの角が出てくるのか想像がつかず、じっくりその様子を見たかったのだが、
時間がなく叶わなかった。
タケウチトゲアワフキ0429-4_1.JPG
















アワフキムシなので幼虫はやはり泡を吹いていた。
タケウチトゲアワフキ0429-3_1.JPG
















まだ交尾している個体は見られなかったが、寄り添うカップルは見ることができた。
それにしてもこの鋭い角はいったい何のためにあるのだろう?
外敵から身を守るためだとすれば、この角で攻撃するには後ずさりしなければならずちょっと不便。
鳥などに食べられた時にとげが刺さっていたいという事か?
それともオス同士が戦う時に使うのだろうか?
タケウチトゲアワフキ0429-2_1.JPG
























2013年4月29日 東京都
半翅目 トゲアワフキムシ科 タケウチトゲアワフキ        RICOH CX5


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