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アゲハは赤、アカタテハは黄色がお好き [チョウ・ガ]

ベンチ周りでツツジが咲き始めた。
例年に比べ少し早いような気がするが、冬が寒かったことで、様々な植物の開花が早まっているようだ。
見ていると時折、小さなアゲハが吸蜜に訪れていた。
「ナミアゲハ」の春型は夏型に比べて小さく、黒い部分が少ないので見た目に白っぽく見え美しい。
ナミアゲハ0423_1.JPG
















周りにタンポポやスミレ、ショカッサイなどが咲いているが、全く目もくれずにツツジの花にやってくる。
チョウにも色の好みがあり、ナミアゲハは赤、モンシロチョウなどは黄色や白、アカタテハは黄色や青、ギフチョウは青や紫と言われている。
ギフチョウが紫のカタクリに吸蜜に来るのは、早春の時期に密源が限られているからだけではなさそうだ。
ナミアゲハ0423-1_1.JPG
















この日見かけた「アカタテハ」は、タンポポにご執心。
何度飛び去ってもまた舞い戻ってきた。
チョウの色の好みを考えながら観察するのも面白そうだ。
アカタテハ0422_1.JPG
















日の射し込む明るい雑木林の中では、ヤマツツジが咲き始めていた。
ここもアゲハの仲間たちの良いレストランに違いない。
ヤマツツジ0422_1.JPG
















2013年4月22日 東京都
鱗翅目アゲハチョウ科 ナミアゲハ
鱗翅目タテハチョウ科 アカタテハ
ツツジ目ツツジ科 ヤマツツジ   CANON EOS50D EF100mm F2.8L IS USM


初トンボ [トンボ]

このところあちこちでトンボを見たという声が聞かれだした。
ならばとmy fieldの思い当たる場所に探しに出かけた。
天気は良く日差しは暖かったが、北風が暖かさを打ち消していた。

2週間ぶりに歩いてみると、様子は一変し足元では草が伸び、色とりどりの花が一面に咲いていた。あちこちでスミレの花が黄緑色の絨毯に濃い紫色のアクセントになっていた。
中でも大きな株は見ごたえ十分。
スミレ0422_1.JPG
















谷戸の池にはたくさんのオタマジャクシが泳ぎ回っていた。
この池は、元来田んぼだったが放棄され荒れていたところに手を入れて作られたもので、今ではたくさんの生きものたちの生活の場となっている。
谷戸の湿地0422_1.JPG
















初夏にはシオヤトンボ、シオカラトンボやショウジョウトンボ、オニヤンマなどが見られる事からトンボの初見はここと決めている。今日はシオヤトンボあたりがいないかと見て回った。
林縁にもたくさんの虫が見られ観察していると向こうからやってきてくれた。
紛れもない「シオヤトンボ」でラッキー!
ハナアブとのツーショット。
シオヤトンボ0422_1.JPG
















とにかく敏感で近づくとすぐに飛ぶのだが、すぐ近くにとまるので抜き足差し足で近づいて数枚撮影できた。
シオヤトンボ0422-2_1.JPG
















シオヤトンボは、春4月頃からトンボの中では一番に現れ、成熟するとオスは青白い粉をまといシオカラトンボに似たいでたちになる。
シオヤトンボ0422-1_1.JPG
















2013年4月22日 東京都
キントラノオ目スミレ科(APGⅢ) スミレ
蜻蛉目 トンボ科 シオヤトンボ
canon EOS50D EF100mm F2.8LISUSM、EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM


漁夫の利 [セミ・カメムシ]

木柵を眺めながら歩いていると、あちこちで細~い枝がゆらゆら揺れながら歩いていた。
教えられてもいないのに親と同じ動きをする、「ナナフシモドキ」の子供たち。
ナナフシ幼虫0408_1.JPG
















同じサイズの子供たちがあちこちで見られた。
この中で親までで育つのがいったいどのくらいいるのか?
きっと厳しいんだろうなぁ。
ナナフシ幼虫0408-1_1.JPG
















遠目から黒いものが目に入った。
何だろうと近づくと、緑色の小さないもむしが「ヤニサシガメ」に体液を吸われ見る影もなくしぼんで、そこに小さなアリたちがおこぼれをもらいに集まっていた。
サシガメの仲間の食事風景は時折見られるが、アリがこんなに集まっているのは初めて見た。
いもむしには可哀そうだが、体液はサシガメが、亡骸はアリたちがと実に効率がいい。
アリたちにとってはまさに漁夫の利だ。
ヤニサシガメ0408_1.JPG
















2013年4月8日 東京都
竹節目ナナフシ科 ナナフシモドキ
半翅目サシガメ科 ヤニサシガメ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


コセアカアメンボ [セミ・カメムシ]

暖かくなって、池の水面にスイスイ泳ぐアメンボを見つけた。
アメンボにもいろいろな種類がいて、私が見た目で明らかに判別できるのはオオアメンボとシマアメンボ、イトアメンボくらいだろうか。
他は捕まえて識別点を確認しなければ難しそうだ。
オタマの池にメスにオスがマウントしたアメンボ発見。
同定は難しいが、その背中の赤さから「コセアカアメンボ」だろうか?
コセアカアメンボ0404_1.JPG
















水ぬるむ春、水面や水底にいろいろな虫たちが見られるだろう。
楽しみ楽しみ!
コセアカアメンボ0404-1_1.JPG
















2013年4月4日 東京都
半翅目 アメンボ科 コセアカアメンボ        CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


出会ったチョウたち [チョウ・ガ]

今日は、歩いていると汗ばむ暖かさだった。
じっと目を凝らすと、小さな虫たちが縦横無尽に飛び交っていた。
立ち止まっていると、小さなコバエ、目纏いがうっとおしい。

そんな中、目の前のヒメオドリコソウに「スジグロシロチョウ」がとまっているのが目に付いた。
羽化したばかりのような翅のきれいな個体だ。
スジグロシロチョウ0404_1.JPG
















越冬組の「ルリタテハ」、「テングチョウ」、「キタキチョウ」の姿もあちこちで見られた。
ルリタテハ0404_1.JPG
















テングチョウ0404_1.JPG
















葉影で休むキタキチョウ。このまま夜を迎えるのかもしれない。
キタキチョウ0404_1.JPG
















今日一番の収穫は、チョウのスプリングエフェメラルの「ツマキチョウ」。
その独特の飛び方で、すぐにわかったが相変わらずなかなかとまらない。
30分近く追いかけて、ようやくとまってくれた。
羽裏の繊細なデザインと色が素晴らしい!
ツマキチョウ0404_1.JPG
















2013年4月4日 東京都
鱗翅目シロチョウ科  スジグロシロチョウ
    タテハチョウ科 ルリタテハ
              テングチョウ
    シロチョウ科   キタキチョウ
                 ツマキチョウ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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