SSブログ

アカハネムシの赤は警告色 [甲虫]

園路沿いに置かれていた朽木の上の赤い色が目に入った。
今の時期の赤と言えば、「アカハネムシ」ではなかろうか?
ハムシなどに比べると1cm強と大きめだが、老眼の目には全く何だかわからない。
マクロレンズで覗いてみると、想像通りのアカハネムシだった。
アカハネムシ0422_1.JPG
















赤い虫と言えば、ベニボタルやテントウムシ。共に嫌な臭いを出して敵を撃退する。
これらに似せることで、自身に毒などの武器がなくても敵から身を守ることができる術を
身に着けた種も多くアカハネムシもその1種。他にはベニカミキリやニホンベニコメツキな
どがいる。
以前にも紹介したベイツ型擬態だ。
見た目は美しいがやはり毒々しく思うのは、人間の本来持っているDNAのお蔭だろうか。
日常において、赤色は信号やその他危険喚起に使用されることも要因の一つだろう。
アカハネムシ0422-1_1.JPG
















2013年4月22日 東京都
鞘羽目アカハネムシ科 アカハネムシ CANON EOS50D EF100mm F2.8LISUSM 

アゲハは赤、アカタテハは黄色がお好き [チョウ・ガ]

ベンチ周りでツツジが咲き始めた。
例年に比べ少し早いような気がするが、冬が寒かったことで、様々な植物の開花が早まっているようだ。
見ていると時折、小さなアゲハが吸蜜に訪れていた。
「ナミアゲハ」の春型は夏型に比べて小さく、黒い部分が少ないので見た目に白っぽく見え美しい。
ナミアゲハ0423_1.JPG
















周りにタンポポやスミレ、ショカッサイなどが咲いているが、全く目もくれずにツツジの花にやってくる。
チョウにも色の好みがあり、ナミアゲハは赤、モンシロチョウなどは黄色や白、アカタテハは黄色や青、ギフチョウは青や紫と言われている。
ギフチョウが紫のカタクリに吸蜜に来るのは、早春の時期に密源が限られているからだけではなさそうだ。
ナミアゲハ0423-1_1.JPG
















この日見かけた「アカタテハ」は、タンポポにご執心。
何度飛び去ってもまた舞い戻ってきた。
チョウの色の好みを考えながら観察するのも面白そうだ。
アカタテハ0422_1.JPG
















日の射し込む明るい雑木林の中では、ヤマツツジが咲き始めていた。
ここもアゲハの仲間たちの良いレストランに違いない。
ヤマツツジ0422_1.JPG
















2013年4月22日 東京都
鱗翅目アゲハチョウ科 ナミアゲハ
鱗翅目タテハチョウ科 アカタテハ
ツツジ目ツツジ科 ヤマツツジ   CANON EOS50D EF100mm F2.8L IS USM


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。