SSブログ

漁夫の利 [セミ・カメムシ]

木柵を眺めながら歩いていると、あちこちで細~い枝がゆらゆら揺れながら歩いていた。
教えられてもいないのに親と同じ動きをする、「ナナフシモドキ」の子供たち。
ナナフシ幼虫0408_1.JPG
















同じサイズの子供たちがあちこちで見られた。
この中で親までで育つのがいったいどのくらいいるのか?
きっと厳しいんだろうなぁ。
ナナフシ幼虫0408-1_1.JPG
















遠目から黒いものが目に入った。
何だろうと近づくと、緑色の小さないもむしが「ヤニサシガメ」に体液を吸われ見る影もなくしぼんで、そこに小さなアリたちがおこぼれをもらいに集まっていた。
サシガメの仲間の食事風景は時折見られるが、アリがこんなに集まっているのは初めて見た。
いもむしには可哀そうだが、体液はサシガメが、亡骸はアリたちがと実に効率がいい。
アリたちにとってはまさに漁夫の利だ。
ヤニサシガメ0408_1.JPG
















2013年4月8日 東京都
竹節目ナナフシ科 ナナフシモドキ
半翅目サシガメ科 ヤニサシガメ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。