漁夫の利 [セミ・カメムシ]
木柵を眺めながら歩いていると、あちこちで細~い枝がゆらゆら揺れながら歩いていた。
教えられてもいないのに親と同じ動きをする、「ナナフシモドキ」の子供たち。
同じサイズの子供たちがあちこちで見られた。
この中で親までで育つのがいったいどのくらいいるのか?
きっと厳しいんだろうなぁ。
遠目から黒いものが目に入った。
何だろうと近づくと、緑色の小さないもむしが「ヤニサシガメ」に体液を吸われ見る影もなくしぼんで、そこに小さなアリたちがおこぼれをもらいに集まっていた。
サシガメの仲間の食事風景は時折見られるが、アリがこんなに集まっているのは初めて見た。
いもむしには可哀そうだが、体液はサシガメが、亡骸はアリたちがと実に効率がいい。
アリたちにとってはまさに漁夫の利だ。
2013年4月8日 東京都
竹節目ナナフシ科 ナナフシモドキ
半翅目サシガメ科 ヤニサシガメ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
2013-04-08 20:41
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コメント(4)
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「モドキ」は漢字だと「擬き」と書くから、「ナナフシギ」になるなぁ。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
とか関係無い事を思ってしまいました。
自然界のシステムって、厳しいけど理に適ってます。
by タケタケ (2013-04-09 11:58)
タケタケさん コメントありがとうございます。
なるほど!ナナフシギとは面白い!思いもつきませんでした。
ナナフシは漢字で書くと竹節虫なので、ナナフシモドキは竹節虫擬きとなりますね。
節のある竹に擬態した虫という事ですね(^^)
by hirokou (2013-04-15 19:42)
最初の写真、ナナフシモドキが空中遊泳して
いるように見えます。どの様な状態で写した
のでしょうか?
by ヒメオオ (2013-04-21 16:39)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
なるほど!
マクロレンズで接写しました。
・手足が長いうえに、マクロレンズの被写界深度が浅いので空中遊泳しているように見えるのでしょうね。
by hirokou (2013-04-22 23:58)