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虫のスプリングエフェメラル [季節]

林縁で「モミジイチゴ」が下向きに花をつけていた。
暖かくなって久しくじっくり歩いたことがなかったが、この日は少し時間が取れた。
暖かな陽気の中を歩くのは、やはり気持ちのいいものだ。
モミジイチゴ0328_1.JPG
















園路沿いに「オオアラセイトウ」、別名ハナダイコン、ムラサキハナナ、ショカツサイが咲いていた。
中国原産の外来植物ではあるが4つも名前があるのは珍しい。
各地でなじみの花だったのだろうか。
花を撮っていると「ビロードツリアブ」が飛んできた。
長い口吻と長い足にもふもふの体が特徴的だ。
ビロードツリアブ0328_1.JPG
















園路脇をジグザクかなりのスピードで飛んでいたのは「ミヤマセセリ」。
なかなかとまってくれないのだが、1頭が運よく目の前にとまってくれた。
ビロードツリアブとともに今年初見の春の使者。
もう少しすると春の女神に会いに遠征したいのだが、今年は時間が作れるだろうか?
ミヤマセセリ0328_1.JPG
















2013年3月28日 東京都
バラ目バラ科 モミジイチゴ
アブラナ目アブラナ科 オオアラセイトウ
双翅目ツリアブ科 ビロードツリアブ
鱗翅目セセリチョウ科 ミヤマセセリ     
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ、EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM


ようやくトウキョウサンショウウオも産卵 [両生類・爬虫類]

木々の芽吹きも始まり、春は1年の中で最も雑木林が美しく輝く季節だと思う。
アカシデの赤、イヌシデの緑、クヌギの萌木色、コナラの銀色と木々が様々な色を見せてくれる。
芽吹き0328_1.JPG
















そんな春先にアカガエルとともに湧水や湿地などに卵を産むトウキョウサンショウウオ。
今年も探していたのだが、なかなか見つからないでいたところ、ようやく小さな谷戸で一対の卵塊を見つけた。
サンショウウオの卵塊は、アカガエルと同じようにゼラチン質で包まれており、成熟したメスは三日月形の卵塊を2つ=1対産む。
トウキョウサンショウウオ卵塊0328_1.JPG
















少し拡大して見るとはちきれんばかりの袋の中に無数の褐色の卵が見える。
この冬は雨が少ないせいか、サンショウウオの卵塊がなかなか見つからない。
カエルも含め全般的に産卵が遅れているようだ。
トウキョウサンショウウオ卵塊0328-1_1.JPG
















2013年 東京都
有尾目サンショウウオ科 トウキョウサンショウウオ卵塊   CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM

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