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胸が栗色?ムネクリイロボタル [甲虫]

いよいよホタルの季節!
先週職場ではゲンジボタル観察会を行った。
そこではまさしくその頃がピークで、来られたお客様には最も良い状態を見ていただいたと思う。
昨日、観察会後のホタル調査を行ったが、見られたのは7頭だけでもう終わりの状況だ。
代わってこれからはヘイケボタル観察会があちこちで開催されるのだろう。
ホタルにも色々な種がいるが、これは前胸背がオレンジで何の模様もない「ムネクリイロボタル」。
この色が栗色とはどう見てもそう思えないのだが・・・・・。
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ムネクリイロボタルは陸生のホタルで、今の時期林縁などで見られる。
幼虫は、陸生の貝などを食べる。
成虫は僅かに発光し幼虫・蛹も光るようだ。
ホタルと言えばゲンジやヘイケが頭に浮かぶが、こういったあまり知られていない種もいることはもっと多くの方に知ってもらいたいと思う。
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2011年6月20日 東京都
 鞘羽目 ホタル科 ムネクリイロボタル   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


里山のUFOと宇宙人 [自然]

林縁でキラリと金色に光って葉の上に降りるものがあった。
何だろう?と降り立ったところを見ると、小さなUFOが・・・・。
正体は、ヒルガオを食草とする金色の「ジンガサハムシ」だった。
その形はまるでUFOのよう。
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とにかくちょこまかと動き、すぐに飛んでしまう。
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今日は今にも雨が降り出しそうな天候だったが、おかまいなしに活発に飛び回る。
飛び上がったところを撮ってやろうと構えていたが、行動パターンが読めず何とか
フレーム内に収まった。
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すぐ傍に、またもや地球外生物が・・・・。
UFOから下りたった宇宙人か?と思わせる「ギンリョウソウ」だった。
葉緑素をもたない真っ白な体が不気味であり、美しい。
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園路沿いにたくさん見られた。
林縁の奥にはなく、園路際で見られるのが不思議だ。
花を正面から見ると、真ん中の青い部分からビームでも発射しそうな雰囲気がなおさら怪しさを増長させる。
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2011年6月16日 東京都
 鞘翅目 ハムシ科 ジンガサハムシ
 ツツジ目 シャクゾウソウ科 ギンリョウソウ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


美しいセイボウの仲間 ハラアカマルセイボウ [ハチ・ハエ・アリ]

今日は昼からある虫を探しに出掛けたが、残念ながら空振り。
お目当ての谷戸では、鶯が囀るすぐ傍で、ホトトギスが東京特許許可局♪?と盛んに鳴いていた。
いつもは高い梢で鳴いているのに、今日は鶯が鳴く近くの低い枝で鳴き、姿を見る事も出来た。
ホトトギスは、ウグイスに託卵する習性があるので、狙っていたのかもしれない。

荒れ地に咲いていたヒメジョオンの花に、きらりと光る虫を発見!
小さいのでマクロレンズを通して見ると、どうやらセイボウの仲間のようだ。
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以前に紹介したセイボウと違い、大きさは5mmくらいだろうか。
ヒメジョンの花の大きさと比べていただければ、その小ささがわかっていただけるだろう。
腹部がきれいな赤色。
調べたが、お尻の赤いセイボウはツマムラサキヨツバセイボウがいるようだが、お尻の先端は青色。
これは全部が赤いように見える。見る角度でお尻の先まで見えないのが残念だ。
今日は曇りで、ストロボ光の撮影となったが是非自然光で撮ってみたい被写体だ。

野の虫」の柚子さんからハラアカマルセイボウではとのコメントをいただいた。
調べるとハラアカマルセイボウのようだ。
柚子さんありがとうございます。
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2011年6月16日 東京都
 膜翅目 セイボウ科 ツマムラサキセイボウ?
 CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


クリの花のレストラン [季節]

里山に、ちょっと酸っぱいにおいが漂っている。
はやそんな時期?
このところ忙しく、すっかりご無沙汰している間に景色も変わっていた。

もう夕方だったが、花には色々な虫たちが集まっていた。
コガネムシの仲間では、ヒラタハナムグリにコイチャコガネ。

木の上の方の花には、アカシジミが吸蜜していた。
クリの花が咲く頃は、ゼフィルスたちの季節。
アカシジミにウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミは目撃済み。
今年残るはミドリシジミのみだ。
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クリの木をめぐっているとたくさんの蛾たちも葉の上で休んでいた。
クリの花の香りに引き寄せられたのだろうか?
葉の上で白い翅が際立つ「ウスキツバメエダシャク」。
こんなに目立つと外敵にやられるのではと思うほど眩しい白だった。
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こちらはアメリカのステルス戦闘機を彷彿させる翅の形をした「ヤマトカギバ」。
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一番たくさん飛んでいたのが、ヒョウ柄の「オオゴマダラエダシャク」。
他にも敏感に飛び去ったり、同定に苦労しそうだったので撮らずに観察だけにしたものもたくさんいた。
クリの花は、多くの虫たちが集まるレストランだった。
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2011年6月14日 東京都
 鱗翅目 シジミチョウ科 アカシジミ
      シャクガ科 ウスキツバメエダシャク
      カギバ科 ヤマトカギバ
      シャクガ科 オオゴマダラエダシャク 
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


ヨモギのハムシ [甲虫]

ヨモギといえばヨモギ餅などいい香りを思い出す。
この匂いに惹かれてか、色々な虫を見る事が出来る。

葉をむしゃむしゃと食べている甲虫がいた。
銅金色に輝くハムシだった。
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ヨモギを食草とする「ヨモギハムシ」。
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ヨモギの葉の上ではこの色はとても目立つのだが、大丈夫なのだろう。
ハムシの仲間も色々な植物で多く見られるようになってきた。
似たものも多く同定が大変だが、なかなか面白い仲間の1種だ。
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2011年5月26日 東京都
 鞘羽目 ハムシ科 ヨモギハムシ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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