クリの花のレストラン [季節]
里山に、ちょっと酸っぱいにおいが漂っている。
はやそんな時期?
このところ忙しく、すっかりご無沙汰している間に景色も変わっていた。
もう夕方だったが、花には色々な虫たちが集まっていた。
コガネムシの仲間では、ヒラタハナムグリにコイチャコガネ。
木の上の方の花には、アカシジミが吸蜜していた。
クリの花が咲く頃は、ゼフィルスたちの季節。
アカシジミにウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミは目撃済み。
今年残るはミドリシジミのみだ。
クリの木をめぐっているとたくさんの蛾たちも葉の上で休んでいた。
クリの花の香りに引き寄せられたのだろうか?
葉の上で白い翅が際立つ「ウスキツバメエダシャク」。
こんなに目立つと外敵にやられるのではと思うほど眩しい白だった。
こちらはアメリカのステルス戦闘機を彷彿させる翅の形をした「ヤマトカギバ」。
一番たくさん飛んでいたのが、ヒョウ柄の「オオゴマダラエダシャク」。
他にも敏感に飛び去ったり、同定に苦労しそうだったので撮らずに観察だけにしたものもたくさんいた。
クリの花は、多くの虫たちが集まるレストランだった。
2011年6月14日 東京都
鱗翅目 シジミチョウ科 アカシジミ
シャクガ科 ウスキツバメエダシャク
カギバ科 ヤマトカギバ
シャクガ科 オオゴマダラエダシャク
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX