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アカガエルのオタマピンチ! [両生類・爬虫類]

丘陵のある小さな谷戸の池に、アカガエルの卵塊の様子を見に行った。
3月2日にはたくさんの卵塊が産み付けられていた。
たまにトウキョウサンショウウオの卵塊も見られる場所で、それも楽しみにしている。
だが、ついて見て驚いた。
水がない・・・・。
おたまピンチ2_1.JPG
















今年の冬に雨が少なかったせいか各地で湧水が減少しているようだ。
ここの水源も丘陵の奥から染み出る湧水なうえ、本流から引いた池なので本流の水が減れば、こちらまで回ってこないのだ。
水は全く流れておらず、光っているところはすべて卵塊。
おたまピンチ1_1.JPG
















まだゼラチン質には水を含んでいて、中で孵化したばかりのオタマジャクシが蠢いていた。
ただこのまま雨が降らなければ、干からびるのも時間の問題。
幸い今晩は雨が降り、遅い時間は大荒れとの予報なのでとにかく雨雲に期待したい!
オタマたち頑張れ!雨よたくさん降ってくれ~!!
おたまピンチ3_1.JPG
















2013年3月18日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル   CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM


動く地衣類 キスジコヤガの幼虫 [チョウ・ガ]

樹皮を眺めていたら、薄緑色の地衣類が動き出した。
体に地衣類をまとった幼虫だった。
キスジコヤガ0315-2_1.JPG
















動きはまさしく尺取虫。
シラホシコヤガの幼虫かと思ったが、特徴である背中の大きな3つの突起が見られないので
「キスジコヤガ」と思われる。
キスジコヤガ0315_1.JPG
















体にまとった地衣類の中に紛れて動かなければ、見つけることはたやすくないだろう。
キスジコヤガ0315-1_1.JPG

















2013年3月15日 東京都
鱗翅目ヤガ科 キスジコヤガ    CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/MT-24X

早春の大物 トビモンオオエダシャク [チョウ・ガ]

先日谷戸の見回り中に、てんとう虫さんが園路の木柵で見つけた「トビモンオオエダシャク」のメス。
一緒に撮影させていただいた。
トビモンオオエダシャク0315_1.JPG
















大型のシャクガで、蛹で越冬し3~4月の早春に現れる春を告げる蛾だ。
卵が入っているであろう、ぽってりとした大きなお腹がさらに体全体を大きく見せている。
トビモンオオエダシャク0315-4_1.JPG
















アップで見てみると、まるで亀の子たわしのような色と質感の剛毛が生えている。
まだ寒い時期に現れるため寒さ対策なのだろうか。
トビモンオオエダシャク0315-3_1.JPG
















2013年3月15日 東京都
鱗翅目シャクガ科 トビモンオオエダシャク
 CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/MT-24X


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