何に擬態?オカモトトゲエダシャク [チョウ・ガ]
昨日は、春を思わせる陽気で暖かい一日だった。
久しぶりに谷戸を歩いてみたが、キタテハやルリタテハなど越冬蝶には巡り会えず。
途中でお会いした虫の写真を撮っている方から、羽化したばかりの「オカモトトゲエダシャク」がいたと教えてもらい探しに行ってみた。
羽化直後は翅を開いているのだが、時間が経っていたのですでに閉じていた。
この蛾の翅のたたみ方は変わっていて、前翅は直立してV字に、後翅は体に沿わせている。
何かの擬態なのか、はてさて何らかの理由があるはずである。
幼虫は、鳥の糞そっくりの姿をしている。
よく似た種に、クワトゲエダシャクがいる。
翅を閉じた状態では、ほとんど見分けがつかないようだが、クワトゲは少ないという事でオカモトトゲエダシャクとした。
2013年2月28日 東京都
鱗翅目 シャクガ科 オカモトトゲエダシャク CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM