SSブログ

集まりだしたヨコヅナサシガメの幼虫たち [セミ・カメムシ]

毎年キノカワガがいるエゴノキを観察していると、そろそろ越冬に備えるのか「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちが集まっていた。幼虫たちは、集まり身を寄せ合って冬を越す。
その中の3頭が一匹の獲物をそれぞれの口吻で突き刺して持ち上げていた。
獲物は、テングイラガの幼虫だろうか?
すでにサシガメたちに体液を吸われたからだろう。少し平べったくなっている。
yokozunasashigame1006.JPG
















さらに観察していると、獲物を口吻で刺したまま移動していく。
とりあえず皆同じ方向に獲物を落とさず進んでいくのを見ると、お互いどっちに行くか話し合いながら歩いているようにさえ思えるほど息はぴったりだった。
そのうちそれぞれのバランスが崩れ、1頭が獲物を持ち去って行った。
そうそううまくはいかないようだ。
yokozuna1-1006.JPG
















2011年10月6日 東京都
 半翅目 サシガメ科 ヨコヅナサシガメ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


自虐的なセイタカアワダチソウ [植物]

秋になると目立つ黄色い花が「セイタカアワダチソウ」。
河原や草はらで高いもので3mほどの背丈で花を咲かせている。
明治末期に観賞用として持ち込まれ繁殖した、北アメリカ原産のキク科アキノキリンソウ属の多年草。
一時花粉症の原因と騒がれたようだが、風媒花ではなく虫媒花なので花粉量も多くなく騒動はおさまったとされている。
セイタカアワダチソウは、根や地下茎から他の植物の生育を阻害する物質を出す(アロレパシー)が、この成分が自分自身の成長をも阻害してしまうという自虐的でちょっと可哀そうな植物なのだ。
seitakaawadatisou1006.JPG
























2011年10月6日 埼玉県
 キク目キク科 セイタカアワダチソウ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。