タカアザミとオオウラギンスジヒョウモン [チョウ・ガ]
先日丘陵のビオトープでクモガタヒョウモンが目撃されていたので、是非一目お目にかかりたいと見に行って来た。
ここはその昔田んぼだったが、耕作が放棄され荒れ地となっていたところを掘り起こし水をひいてビオトープにしたところ、眠っていたタカアザミの埋土種子が発芽してそれ以来毎年花を咲かせている。背丈は2mを超え、下向きの花をたくさん付ける大きなアザミだ。
この日花に来ていたのは、「ハラアカハキリヤドリ」。
黒い体にオレンジ色のお尻が目立つ。オオハキリバチの巣に寄生するからハキリヤドリなのだろう。
花が下向きなのでぶら下がって吸蜜するのでちょっと撮影しにくいが、高いところの花なのでまだ楽だった。
あたりを探すが、お目当てのクモガタヒョウモンは見当たらず。
しつこく探しまわっていると、日陰のタカアザミに1頭のヒョウモンチョウの姿が。
しかしどうやらクモガタではなさそうで、よく見ると「オオウラギンスジヒョウモン」のようだ。
しかし、この種もいつも見られるわけではなく、年に数回見られるかどうか。
毎日足を運べばもっと見られるのかもしれないが、そうはいかない。
良く見かけるのは、ミドリヒョウモンやメスグロヒョウモンだがこの日はこの1頭だけだった。
2011年10月6日 東京都
膜翅目 ハキリバチ科 ハラアカハキリヤドリ
鱗翅目 タテハチョウ科 オオウラギンスジヒョウモン CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX