SSブログ

忍者のごとく ヒゲナガルリマルノミハムシ

クサギの若木で見つけた大きさ5mm弱の小さなハムシ。
濃紺の輝きとまん丸の体に長い触角。
ヒゲナガルリマルノミハムシ0603_1.JPG
















はてさて何ハムシだろうかと見ていると、ファインダーから突然消えた。
おやっ、どこに行ったのか?
別の個体を触ろうとするとぴょんと跳ねて逃げた。
なるほど、ノミハムシの仲間だった。
その秘密は、太い後ろ脚にある。
ヒゲナガルリマルノミハムシ0603-2_1.JPG
















この後ろ脚を使って驚異的な跳躍力を見せ敵から逃れるのだ。
これなら飛ぶより早く逃げることができるだろう。

ノミのように跳ねるからノミハムシ。
ひげが長くて瑠璃色で体が丸いノミハムシなのでそのまま「ヒゲナガルリマルノミハムシ」という名前。
クサギやオオバコに集まる。

一見普通の小さな虫でも、よく見ると凄い技を持っているものがいて面白い。
ヒゲナガルリマルノミハムシ0603-1_1_1.JPG
















2013年6月3日 東京都
鞘羽目 ハムシ科 ヒゲナガルリマルノミハムシ  EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


ササコナフキツノアブラムシとゴイシシジミ [チョウ・ガ]

先日、ゴイシシジミを見つけた場所に行ってみた。
アズマネザサの葉裏に「ササコナフキツノアブラムシ」の集団があちこちに見つかった。
ゴイシシジミの幼虫はシジミチョウの中では唯一の肉食性で、このアブラムシを食べるため、
これがいないとこのチョウは発生できない。
ササコナフキツノアブラムシ0603_1.JPG
















あたりを探すと、笹に1頭とまっているのを見つけた。
ゴイシシジミ0603-1_1.JPG
















幼虫はこのアブラムシを捕食するが、見ていると成虫もアブラムシが出す分泌物を吸っているようだ。
幼虫も成虫もこのアブラムシに依存しているとなると、ゴイシシジミが存在するには、このアブラムシの存在が必須のようだ。
ゴイシシジミ0603_1.JPG
















2013年6月3日 埼玉県
鱗翅目 シジミチョウ科 ゴイシシジミ
半翅目 アブラムシ科 ササコナフキツノアブラムシ

黒いひげじい、茶色いひげじい オオイシアブ [ハチ・ハエ・アリ]

歩いていると林縁の葉上によく見かける「オオイシアブ」。
僕はこれをひげじいと呼んでいる。
オスかメスかは考えず、とにかくひげじいだ。
今日もいくつかの場所で、葉上から小さな飛翔する虫を見つけてスクランブル発進するのを見かけた。
オオイシアブ0603_1.JPG
















待機中はじっとしていて、視界の中を何かが飛ぶとその方向に顔を向ける。
その仕草を見ているとなかなか面白い。
素早く飛んで獲物を捕まえると、鋭い口を突き刺して体液を吸う。
コガネムシなどの甲虫類がお好きなようで、固いところを避けて関節など柔らかいところに口を刺している。
オオイシアブ0603-1_1.JPG
















時折、黒いひげじいではなく体が茶色いひげじいを見かける。
これは黒いひげじいとは別種で、そのまま「チャイロオオイシアブ」という。
色気を出して、茶髪にしたじいというところか。
チャイロオオイシアブ0603_1.JPG
















2013年6月3日 東京都
膜翅目 ムシヒキアブ科 オオイシアブ、チャイロオオイシアブ 
EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ、CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。