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どちらも藪の中 [鳥]

いつもの谷戸の藪の中から聞こえるチャッ♪チャッ♪という鳴き声。
「ウグイス」の地鳴きで、恋の季節にホーホケキョ♪とさえずる以外は地味に鳴く。
なかなか姿を見ることができないが、今の恋する季節には危険を顧みず姿を現してさえずっている。
uguisu0329_1.JPG

















しかしこの谷戸には今の時期もう一種、藪からチャッ♪チャッ♪と鳴く鳥がいる。
こちらもなかなか姿を現さない。
図鑑などでは、ウグイスより金属的な鋭い声で鳴くとある。
最初は区別がつかなかったが、このごろその違いがようやく分かってきたような気がする。
声の主は、「ミソサザイ」。
キクイタダキとともに日本最小の鳥で色は濃い褐色で尾羽をピンと立てているのが特徴。
この日、たまたま茂みに隠れた姿を見かけたので出てくるのを40分ほど息をこらして粘ってみたらさっと茂みから出て木柵にとまってくれたがあっという間に藪の中に消えてしまった。
証拠写真程度だが、粘っただけにうれしいものである。
misosazai0326_1.JPG

















2012年3月29日 東京都
スズメ目 ウグイス科  ウグイス
スズメ目 ミソサザイ科 ミソサザイ   CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


アオゲラの恋~武蔵野 [鳥]

先日、野鳥のラインセンサスに参加した。
曇り空で今にも降り出しそうな天候だったが、こういう天気のほうが色々な種が見られるものだ。
歩いているとアオゲラを見つけた。
よく見ると頭の赤い筋がてっぺんあたりで途切れているのでメス。
珍しく低い位置にとまりそのうち地面に降りて木の根元をしきりにつついていた。
アオゲラが地面に降りているのを見るのは初めてだった。
アオゲラメス0323_1.JPG


















少し歩くと、今度はオスがいた。
アオゲラオス0323_1.JPG

















このオスを観察していると、近くに先ほどのメスがやってきて、地面で何かを啄み始めた。
するとそれを見つけたオスが何気に近寄っていった。
オスもメスもしきりに上空を気にしている。
アオゲラ0323-1_1.JPG

















オスとメスの接近にちょっと期待していると、オスがメスの後ろに回り込んだ。
アオゲラ交尾0323_1.JPG

















するとメスが姿勢を低くし交尾が成立したようだった。
少しの間、この姿勢を続けながらも常に2羽とも上空を気にしている。
オオタカなどの敵を警戒してのことだろうか?
たまにお互い見つめあうしぐさがとてもほほえましかった。
それにしてもアオゲラが地上で交尾?と驚く光景を目撃してなんてラッキー!な鳥見だった。
アオゲラ交尾0323-1_1.JPG

















2012年3月23日 東京都
キツツキ目 キツツキ科 アオゲラ   CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

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