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夏の田んぼ [季節]

小さな谷戸の田んぼに行ってみた。
暑さのせいか誰もいない。独り占めである!
空には入道雲がにょきにょき、雨は降らないとの予報を信じよう。

ニュウドウグモ0803_1.JPG


















いつの間にか、イネが穂をだし花を咲かせていた。
もう8月、早いものである。
稲0803_1.JPG



























田んぼを歩いてみるとたくさんの虫たちを見つけた。
君はなぜ、ここにいるのか?と声を掛けたくなるずぶ濡れの「キマワリ」。
普段雑木林で見られるだけに場違いである。
さすがにイネマワリは出来そうにない。
キマワリ0803_1.JPG


















根元の方では「ヤマトシジミ」が交尾中。
おっ!ッとこれは失礼。
ヤマトシジミ0803_1.JPG


















イネと言えば、この虫。
葉を食うので農家からは嫌われ者の「コバネイナゴ」。
幼虫もたくさんおり、羽化途中のものも確認したが中の方で撮影できず。成虫もそこそこ見られた。
コバネイナゴ0803_1.JPG



























バッタの仲間では、「ショウリョウバッタ」のオス。
普段見かけるのは緑色の個体が多いが、褐色型のオスを見るのは初めてかもしれない。
数枚撮ると、田んぼの奥へ飛んで行ってしまった。
田んぼはこれから稲の収穫の時期まで、ますます賑わいを見せるだろう。
ショウリョウバッタ0803_1.JPG



























2014年8月3日 埼玉県
イネ目イネ科 イネ(種は不明)
コウチュウ目ゴミムシダマシ科 キマワリ
バッタ目バッタ科 コバネイナゴ、ショウリョウバッタ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


夏の雑木林 [季節]

連日暑い夏日が続いている。
これぞ夏!
と言いたいところだが、寄る年波 暑さにぐったりだ。
でも雑木林の中に入れば、ググッと気温も下がって少しは過ごしやすくなる。
先日、あるところで外と中の温度を測ってみたら、何と6度も差があった。
雑木林凄い!
神明谷戸0721_1.JPG


















林床では、「ヤマユリ」が見頃となっている。
薄暗い林内に白く浮かび上がり、甘い香りが漂ってくる。
この花を目当てにやってくる黒いチョウたちにも出会えるかもしれない。
ヤマユリ0721_1.JPG


















足元に見つけた「スジクワガタ」の小さなオス。
危なく踏みつけるところだった。
本来スジクワガタのオスの歯の内側にある突起は、二山なのだがこの個体は小さいので一山しかない。
一山のコクワガタと似ているが、鞘羽に筋がないコクワガタに対してスジクワガタは名前の通り筋があるので判別ができる。
スジクワガタ0721_1.JPG


















夏の雑木林の王様「カブトムシ」。
木の根元の樹液に立派な角のオスがやってきていた。
他にもいろいろな生き物たちがたくさん見られる夏の雑木林、一年の中で最もにぎわう季節がやって来た。
カブトムシ0721_1_1.JPG



























2014年7月21日 東京都
ユリ目ユリ科 ヤマユリ 
コウチュウ目クワガタムシ科 スジクワガタ、カブトムシ 
CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM 、CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


今が見頃の花たち [季節]

梅雨の真っただ中、アジサイも見ごろだが他にあちこちで見られるのが「ネムノキ」の花。
ちょっと見頃を終えたものも見られるが人気の花である。
ふわふわとした長いのはほとんどが雄しべでめしべは数本。
花びらは白く根元の方にちょこっとみられる。

ネムノキ0702_1.JPG


















これからしばらく見頃が続くのが「リョウブ」の花だ。
漢字で書くと令法。
その昔、飢饉の折に食べるようお触れが出て植えることを奨励された。
若葉を飯に入れて増量して食べたリョウブ飯や乾燥させた葉を保存食としたようだ。
虫たちにとっても人気のレストラン。
ヒョウモンチョウの仲間や八チ・アブ、コガネムシの仲間などがやってくる。
リョウブ0702_1.JPG


















拡大してみると、小さなアリたちが集まっていた。
ネムノキと共に甘い芳香を漂わせ、歩いていてもその存在を教えてくれる。
リョウブ0702-1_1.JPG


















コナラの葉上にまだ翅のきれいな「ミズイロオナガシジミ」を見つけた。
まだ見られるようだがそろそろシーズンも終わりだろう。
ミズイロオナガシジミ0702_1.JPG


















クズの葉上には、大人になった「ヤブキリ」。
このところあちこちで樹上からシリシリシリ♪という鳴き声が聞かれるようになってきた。
ニイニイゼミの鳴き声もちらほら聞かれ、虫の鳴き声からもいよいよ夏を感じさせられるなぁ!
ヤブキリ0702_1.JPG


















2014年7月2日 東京都
マメ目マメ科 ネムノキ
ツツジ目リョウブ科 リョウブ
チョウ目シジミチョウ科 ミズイロオナガシジミ
バッタ目キリギリス科 ヤブキリ



トラノオと虫 [季節]

今日からいよいよ7月だ。
富士山の山梨県側では山開き、江の島では海開き、まだ梅雨の最中ではあるがセミの鳴き声もぼちぼち聞かれ夏っていう気分が盛り上がってくる!
いつもの谷戸に夏を求めて?行ってみた。
湿地では、すくっと花穂を立ち上げた「ヌマトラノオ」が咲き始めていた。
金平糖のような小さな花が可愛らしい。
ヌマトラノオ0701_1.JPG



























ハチやアリなども集まっていたが、目立ったのは「メスグロヒョウモン」だ。
オスもメスも見られたが、ヒョウモンチョウらしからぬメスの翅色には目が惹かれる。
メスグロヒョウモン0701_1.JPG


















林縁には、同じ仲間の「オカトラノオ」。
長く垂れた花穂が名前の通りトラの尾のよう。
狭山丘陵ではノジトラノオも見られるが、この3種は混雑種を作りやすく非常にややこしい。
オカトラノオ0701_1.JPG



























夕方で虫の姿も少なく、「オオチャバネセセリ」だけが吸蜜にご執心だった。
今の時期、よく見かけるセセリチョウだ。
オオチャバネセセリ0701_1.JPG



























今日初めて2か所で確認した「コオニヤンマ」。
一瞬オニヤンマかと思ったが、とても小顔なのが特徴。
吸蜜ではなく、オカトラノオで一休み。
コオニヤンマ0701_1.JPG


















ヤンマと名に付くが、実はサナエトンボの仲間。
複眼の後ろにある二つの突起もコオニヤンマの特徴だ。
コオニヤンマ0701-1_1.JPG


















2014年7月1日 東京都
サクラソウ目サクラソウ科 ヌマトラノオ、オカトラノオ
チョウ目タテハチョウ科 メスグロヒョウモン
     セセリチョウ科 オオチャバネセセリ
トンボ目サナエトンボ科 コオニヤンマ           CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


新成虫現る! [季節]

少し湿った場所にたくさんの「テングチョウ」が見られるようになった。
それも半端な数ではない。数十頭が群れている。
これらはすべて冬越しした成虫が春先に卵を産んでそれが成長してチョウになった今年生まれの新成虫だ。
テングチョウ0531-1_1.JPG


















一昨年は多かった、昨年は少なかったと個人的には思っているのだが、今年は多いなぁ。
この新成虫たちの子供がエノキの若葉を食べているのが確認されているので年2化以上の繁殖力のようだ。
テングチョウ0531_1.JPG



























越冬した「ヒオドシチョウ」も多かったが、新成虫を初めて樹液で確認した。
幼虫はあちこちで見られたが、蛹は確認してもなくなっていたりと、生き抜くのはやはり厳しいのかもしれない。
ヒオドシチョウ0602-1_1.JPG


















同じ樹液で見つけた「オオスズメバチ」。
少し小ぶりなので、今年生まれのワーカー(働き蜂)だと思う。
早くも巣の増殖が始まっているようだ。
オオスズメバチ0602_1.JPG


















こちらはその大きさから明らかに女王のオオスズメバチ。
ワーカーの母親かはわからないが、まだまだ女王の出番もあるようだ。
オオスズメバチ0602_2_1.JPG


















2014年5月31日、6月2日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ、ヒオドシチョウ
ハチ目スズメバチ科 オオスズメバチ


マユミの花 [季節]

マユミの花が見頃を迎えている。
少し香りがあるだろうか。
じっくり見てみると、たくさんのハエや虫たちが集まっていた。
葉上には、「クヌギカメムシ」の仲間。
クヌギ、サジ、ヘラ?
クヌギカメムシ0522_1.JPG


















花にはたくさんの「エサキモンキツノカメムシ」たち、交尾しているカップルもあちこちに。
エサキモンキツノカメムシ0522_1.JPG


















「アオジョウカイ」も花から花へ、花粉を食べているのだろうか?
アオジョウカイ0522_1.JPG


















マユミと言えば、この虫。
花の時期だけでなく、マユミをホストにしている「キバラヘリカメムシ」。
マユミと言えばキバラである!
キバラヘリカメムシ0522_1.JPG


















そろそろ見たいなぁと林縁を見渡していると高い葉上に見つけた「アカシジミ」。
まだ羽化して間もないだろうに、すでに翅には啄まれたような跡が・・・。
アカシジミ0522_1.JPG


















2014年5月22日 東京都
カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシの仲間
カメムシ目ツノカメムシ科 エサキモンキツノカメムシ
コウチュウ目ジョウカイボン科 アオジョウカイ
カメムシ目ヘリカメムシ科 キバラヘリカメムシ
チョウ目シジミチョウ科 アカシジミ            CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


季節は進んで [季節]

1週間ぶりに丘陵に行ってみたら、緑の濃さが一段と増して風景が変わっていた。
湿地ではツバメが飛び交い足元には小さな「アジアイトトンボ」が見られた。
みな敏感で近づくとすぐに飛んでしまう。
羽化間もないオレンジ色のきれいなメスは、結局撮ることが出来なかった。
アジアイトトンボ0427_1.JPG


















林縁から聞こえるポッピリリ♪ヒッヒッ♪。
意外と近い。
声を探して見ると、意外と近くでその主「キビタキ」を見ることが出来た。
今年は、例年より多くあちこちで声を聞かれると思うのは私だけだろうか?
キビタキ0427_1.JPG


















マユミの葉上に黒い虫が・・・・。
老眼で何かわからない。このところたくさん出てきたハグロケバエかとレンズをのぞくと、今年初認の「シラケトラカミキリ」だった。
シラケトラカミキリ0427_1.JPG


















林縁をひらひらと飛ぶ姿に懐かしさを感じたのは、こちらも今年初めて見る「ヒメウラナミジャノメ」だった。
シーズンにはいやというほど見られるチョウも、今の時期出会うと嬉しい。
これからこんな嬉しさがいっぱいあるのだろう、わくわくする季節がやってきた!
ヒメウラナミジャノメ0427-1_1.JPG


















2014年4月27日 東京都
トンボ目イトトンボ科 アジアイトトンボ
スズメ目ヒタキ科 キビタキ
コウチュウ目カミキリムシ科 シラケトラカミキリ
チョウ目タテハチョウ科 ヒメウラナミジャノメ

CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX、CANON EOS50D EF70-200 f2.8 L IS USM

芽吹きを待っていたものたち [季節]

木々の緑の芽吹きが際立ってきた。
そんな時を待っていたものたち。
蕾を付けたマユミの枝先に、集まっているのは「ミノウスバ」の幼虫たち。
イモムシが苦手な方にはちょっと・・・。
ミノウスバ0409_1.JPG


















林縁のエノキの幼木の葉上には、「アカボシゴマダラ」の越冬を終え脱皮した幼虫が。
何度見ても、エノキの若葉に擬態したこの配色は素晴らしい!
アカボシゴマダラ0409_1.JPG


















歩いていて、大好きなキブシの花を見つけた。
ここでキブシは初めて。あったんだなぁ!
知らないことがまだまだある。
だから面白い!!
キブシ0409_1.JPG



























鱗翅目 マダラガ科 ミノウスバ、タテハチョウ科 アカボシゴマダラ
スミレ目 キブシ科 キブシ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM  CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM


雑木林の色に萌 [季節]

今日も暖かい一日だった。
埼玉県側の谷戸に出かけてみた。
雑木林はすっかり芽吹きが始まり、木によってその色が異なり美しい。
濃い緑はウワミズザクラ、エゴノキ、ミズキ、薄い緑はコナラ。
春のグラデーションを眺めていると楽しい気分になる!
雑木林の萌0408_1.JPG


















2種の桜かと思いきや、同じ木の花。
きっとヤマザクラ?
ヤマザクラ0408_1.JPG



























谷戸にはシュレーゲルアオガエルの鳴き声が響きわたっていたが、その姿は確認できず。
毎年手ごわい。
谷戸の周りを飛ぶ白いチョウがいた。
スジグロシロチョウに今年初見のツマキチョウ。
さらにひらひらと風に乗って飛ぶここでは見慣れない飛び方の白いチョウ。
まさか、と近寄ってみると思った通りの「ホソオチョウ」のオスだった。
何故ここにと思ったが、一つ山を越えたところは毎年ホソオチョウが見られる場所。
風に乗ってそこから飛んできたのかもしれない。
ホソオチョウ0408_1.JPG


















それではその場所はどうなっているのか見に行ってきたが、オス数頭とメス1頭を確認。
昨年越冬した蛹から羽化したのだろうか?
いい加減に、ここから姿を消してほしいものである。
ウマノスズクサは、ようやく芽を出したところだった。
ウマノスズクサ0408_1.JPG


















カラスノエンドウのお花畑で今年初認の「ベニシジミ」を見つけた。
春型のオレンジは、やはりとてもきれいだ。
ヤマトシジミも飛んでいたが、止まってくれず撮れなかった。
ベニシジミ0408_1.JPG


















2014年4月8日 埼玉県
鱗翅目 アゲハチョウ科 ホソオチョウ、シジミチョウ科 ベニシジミ 
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM  CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM

里山の春 [季節]

待ちに待った里山の春はいいなぁ!
見たものを見たままに

草はらはお花畑
お花畑0401-1_1.JPG


















湿地にはみずみずしい命
アカガエル卵塊0401_1.JPG


















林縁では淡いピンクのお星さま
ウグイスカグラ0401_1.JPG


















小川沿いにはカンゾウの息吹
ノカンゾウ0401_1.JPG


















2014年4月1日 東京都
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM  CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM

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