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春到来! [季節]

久しぶりに丘陵に出向いたが、道が混んでいると思ったら今日は3連休の最終日。
どうりで込んでいるはず。
いつもの谷戸を歩くと、風もなく暖かく草木は芽吹きすっかり春。
尾根道では「エイザンスミレ」が迎えてくれた。
エイザンスミレ0323_1.JPG


















日当たりのよい斜面では「タチツボスミレ」がすくっと行儀よくおすまし。
タチツボスミレ0323_1.JPG



























今日は本当に暖かく、赤・黄・青の越冬チョウたちが元気に飛び回っていた。
一瞬姿を見せ近づくと飛び去ってしまった「アカタテハ」。
少し待てど戻ってこず、この一枚のみ。
アカタテハ0323_1.JPG



















青は最も多かった「ルリタテハ」。
多いながらも敏感で近寄らせてくれない。
ルリタテハ0323_1.JPG


















黄色は、少し開けた草地でテリを張る「キタテハ」。
丘陵では普通に見られるチョウだが、今年は初対面だ。
カメラを構えると一目散に飛び去った。
キタテハ0323_1.JPG


















最も多かったのは「テングチョウ」。
皆、厳しい冬を乗り越えて暖かな春を迎えることができようだ。
中には寒さのあまり命を落とすものもあっただろうが・・・。
どのチョウも敏感で、今の時期手ごわい。
ようやく寒さが一段落、これからは寒の戻りがあるにせよ日に日に暖かくなっていく。
生命の息吹を感じる季節がやってきた!
テングチョウ0323_1.JPG


















2014年3月23日 東京都
キントラノオ目 スミレ科 エイザンスミレ、タチツボスミレ
鱗翅目 タテハチョウ科 アカタテハ、ルリタテハ、キタテハ、テングチョウ


今年は春が遅い・・・ [季節]

今日は休みだったが、用がありfieldへは出られなかった。
今月は、まだ1回しか歩いておらず全く状況がつかめない。
ただ、冬の寒さや2回の降雪によって昨年より遅い春の訪れになりそうだ。

そこで昨年の今頃はどうだったか。
陽の当たる場所では、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ、ナズナなどが咲いていた。ヒメオドリコソウ20130315_1.JPG



















谷戸の木柵には早春の蛾、「トビモンオオエダシャク」。
トビモンオオエダシャク20130315_1.JPG


















雑木林の足元に「シュンラン」の花。
シュンラン20130515_1.JPG


















タチツボスミレもあちこちで見られた。
タチツボスミレ0315_1.JPG


















ギシギシにはたくさんのコガタルリハムシたちが産卵準備に大忙し。
次は20日が休みなので、今年はどうだか、この日はじっくり観察してみたい。
コガタルリハムシ20130315_1.JPG


















2013年3月15日 埼玉県
シソ目シソ科 ヒメオドリコソウ
鱗翅目シャクガ科 トビモンオオエダシャク
キントラノオ目 スミレ科 タチツボスミレ
鞘羽目 ハムシ科 コガタルリハムシ     CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


手入れされた雑木林 [季節]

2週続けた週末の大雪はすごかった。
お蔭で雪かき疲れもあり、今月はまだ1回しかfieldに出向いていない。

前回訪れた、手入れの行き届いた雑木林。
コナラを主体としてシデやエゴなどの里山を代表する木々の雑木林だ。
その昔、武蔵野の雑木林は農用林として伐採した木や枝は槇に、落ち葉は堆肥に利用されていたのだろうが、今やすっかりその利用価値が失われほとんどが放置されたままだ。
しかしここでは、下草は刈られ落ち葉はすっかりなくなってとても見通しが良い林床となっていた。
雑木林0201_1.JPG


















落ち葉は落ち葉だめに運ばれ、堆肥として利用されるのだろう。
土の露出した地面では、コナラのどんぐりが根をしっかりと大地に張っていた。
殻が割れ、中から二葉が覗いている。
コナラ0201_1.JPG


















エノキの根元に残された落ち葉をひっくり返すと、出てきたゴマダラチョウの幼虫。
夏、ここで成虫を見かけたことがないが、こうして幼虫を見つけるとその存在が明らかになる。
ゴマダラチョウ0201_1.JPG


















見上げれば、枝先にウスタビガの空繭、ヤマカマスが風に吹かれていた。
昨年あれほど見つかったこの繭も、今年は例年並みかな。
ウスタビガ繭0201_1.JPG


















こちらには、天蚕ヤママユガの空繭。
ヤママユ0201_1.JPG


















暖かそうなコブシの冬芽を見ると春がそこまでと思うのだが、今年の春は例年に比べて少し遠そうだ。
スプリングエフェメラルたちとの再会が待ち遠しい!
コブシ0201_1.JPG















2014年2月1日 埼玉県
ブナ目 ブナ科 コナラ
鱗翅目 タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
鱗翅目 ヤママユガ科 ウスタビガ、ヤママユガ
モクレン目 モクレン科 コブシ
   
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM

春よ来い! [季節]

ここ数日暖かい日が続いている。
そろそろアカガエルのラブコールが聞こえてきそうだ。
春を探して歩いてみた。
南向きの畔で見つけた「オオイヌノフグリ」の群落。
たくさん花を咲かせていた。
オオイヌノフグリ0201_1.JPG


















春本番にはすくっと立ち上がる「ホトケノザ」だが、寒さのせいだろう、まだ短い茎の先に花を咲かせていた。
ホトケノザ0201_1.JPG


















地面に這うように鮮やかに咲いているのは「カントウタンポポ」。
総苞片が反り返っていなかったが、カントウでいいのか、いささか疑問である。
カントウタンポポ0201_1.JPG


















ソシンロウバイは、甘い香りを漂わせて一足早い春を謳歌していた。
ちょうど今が見ごろ。
ソシンロウバイ0201_1.JPG


















この日は暖かかったが、花に来ている虫はほとんどいない。
唯一、見つけたのがこの「ツマグロキンバエ」だ。
しきりに花の中に頭を突っ込んで、蜜を舐めていた。
ツマグロキンバエ0201_1.JPG


















まだ寒波がやってくるようだが、春が待ち遠しい!
春よ来い!早く来い!♪

2014年2月1日 埼玉県
シソ目 オオバコ科 オオイヌノフグリ
シソ目 シソ科 ホトケノザ
キク目 キク科 カントウタンポ
双翅目 クロバエ科 ツマグロキンバエ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


2014年 本年もよろしくお願いいたします [季節]

2014年賀状blog.jpg


















明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

冬の常連 [季節]

すっかり冬枯れの草地では、虫たちを見つけることはなかなか難しい。
園路沿いで見つけたキッコウハグマの綿毛のついた種子。
毎年ここで見られるが、今年は綿毛が風で飛ばされたものがほとんどできれいな種子を見るには少し遅かったようだ。

キッコウハグマ1217_1.JPG



























冬の観察ポイントとして手軽なのが木柵や木を見て回ること。
風が強い日でも、木は揺れないので低シャッタースピードでも何とかぶれずに写しとめることができる。
こういった場所でよく見られるのが、カメムシの仲間。
今日見つけたのは、体が艶のある黄緑色の「ツヤアオカメムシ」。
木柵の上をとことこお散歩中?だった。
ツヤアオカメムシ1217_1.JPG


















こちらでは寒さに耐えながらも獲物を探している「ヤニサシガメ」の幼虫。
これらは冬に見つかることが多い虫たちだ。
ヤニサシガメ1217_1.JPG


















2013年12月17日 東京都
キク目キク科 キッコウハグマ
半翅目カメムシ科 ツヤアオカメムシ
半翅目サシガメ科  ヤニサシガメ


続・晩秋の谷戸 [季節]

淡いグラデーションが見事な「ウワミズザクラ」。

ウワミズザクラ1127_2.JPG


















淡い黄緑色の「アオハダ」。
アオハダ1127_2_1.JPG


















アオハダ葉上の「オオクモヘリカメムシ」。何を見ているのだろうか?
オオクモヘリカメムシ1127_1.JPG


















美しい藍色の「ジャノヒゲ」の実。
ジャノヒゲ1127_1.JPG


















木の根元には寒さに耐える「セスジツユムシ」のメスがいた。
セスジツユムシ1127_1.JPG


















2013年11月27日 埼玉県
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
ニシキギ目モチノキ科 アオハダ
半翅目カメムシ科 オオクモヘリカメムシ
クサギカズラ科クサギカズラ目 ジャノヒゲ
直翅目ツユムシ科 セスジツユムシ            CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


晩秋の谷戸 [季節]

埼玉県の小さな谷戸を歩いてみた。
カントリーヘッジ、エコスタックなどと言われる刈った草や枝を入れておく囲いに数頭の「アキアカネ」がとまっていた。
だいぶ日は傾いていたが、体を温めているようだ。近付くと飛び上がるがまたすぐ戻ってくる。
ほとんどがオスのようだったが、すでに繁殖を終えて余生を過ごしているのだろうか?
アキアカネ1127_1.JPG


















オレンジ色の黄葉が目を引いた。
春の花、夏の実、そして秋には黄葉も楽しませてくれる「ウワミズザクラ」。
ウワミズザクラ1127_1.JPG


















雑木林の中を歩いてみると足元からたくさんの蛾が飛び立った。
冬に活動するフユシャクガの仲間の「クロスジフユエダシャク」だ。
フユシャクガの中でも早くに現れ、唯一昼に活動する。
この蛾が飛び始めるといよいよ冬を覚悟しなければならない。
寒さの中のフユシャク観察シーズンに突入である。
クロスジフユエダシャク1127_1.JPG


















クロスジフユエダシャクが飛び立った林床には、クリスマスリースを思い起こさせる「ヤブコウジ」のつやつやの赤い実があちこちに。お正月の縁起物で十両と呼ばれるが、この実がなる頃、毎年これはいったい何両だった?と調べなければならないのが情けない。毎年のことなので覚えておきたいものなのだが・・・・。
ヤブコウジ1127_1.JPG


















小さなモミジの子供もいっちょまえに紅葉している。
カエルの子はカエル的!
小さな紅葉1127_1.JPG


















鮮やかな黄色い葉は「アオハダ」だ。
ウワミズザクラのオレンジに透き通るようなアオハダの黄色がそれぞれを主張していい色景色。
丘陵が最もカラフルに色づく季節もあと僅か。
どれだけ楽しむことができるだろうか?
アオハダ1127_1.JPG


















2013年11月27日 埼玉県
蜻蛉目トンボ科 アキアカネ
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
鱗翅目シャクガ科 クロスジフユエダシャク
サクラソウ目ヤブコウジ科 ヤブコウジ
ニシキギ目モチノキ科 アオハダ      

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM

今日は光が美しかった [季節]

今月に入って初めて丘陵に足を運んだ。
今日は雲一つない快晴で、雑木林ではやわらかな光が紅葉した葉を透過してとても美しい景色だった。
クワの葉は淡い黄緑に。

黄葉1119_1.JPG


















ウワミズザクラは赤みを帯びて。
黄葉1119-1_1.JPG



























虫食い?
虫食い葉1119_1.JPG


















ゴンズイの赤い実は光を受けて輝くアクセント。
ゴンズイ1119_1.JPG


















イロハモミジは、陽の当たる葉がオレンジや赤に色変わり。
最も目を引いていた。
紅葉1119_1.JPG


















2013年11月19日 東京都
イラクサ目 クワ科 クワ(マグワorヤマグワ)
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
ムクロジ目 ミツバウツギ科 ゴンズイ
 
ムクロジ目 カエデ科 イロハモミジ    
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM


秋深し [季節]

ここ数日朝晩冷え込みが厳しい。
気温の変化が大きいと紅葉が進むのにはもってこいだが、こちらの体調管理が大変だ。

日が落ちるのも早くなってきたが、夕方少しの間出掛けてみた。
長袖のシャツでも少し肌寒い。
寒さのせいか虫の姿はあまり見られず、「イチモンジセセリ」が葉上で翅を休めていた。

イチモンジセセリ1017_1.JPG


















歩いていると色々な実や種が目に入った。
仙人の髭か白髪か、「センニンソウ」の種。
センニンソウ1017_1.JPG


















鮮やかな赤い色は、「ヒヨドリジョウゴ」。緑や深緑、赤くなり始めたものなど様々。
ヒヨドリジョウゴ1017_1.JPG


















鳥が運んだのだろう。
湿地の脇には「コムラサキ」の紫色の実がたわわに実っていた。
コムラサキ1017_1.JPG


















まだオレンジ色に熟していない「カラスウリ」。
例年になく今年はあちこちで実が見られる豊作の年。
カラスウリ1017_1.JPG


















カラスがいればスズメも・・・・。
カラスウリに比べると小さな「スズメウリ」。
こちらは熟すと白くなり、ほのかな甘さが。
スズメウリ1017_1.JPG


















見た目も毒々しいが実際毒がある「ヨウシュヤマゴボウ」も秋の実り。
実や葉には、ハリカメムシだろうか?
人には毒だが、このカメムシには大丈夫なのだろう。
様々な実が鮮やかに熟して、肌寒さとともにいよいよ秋の深まりを感じたのだった。
ヨウシュヤマゴボウ1017_1.JPG


















2013年10月17日 東京都
鱗翅目 セセリチョウ科 イチモンジセセリ
キンポウゲ目 キンポウゲ科 センニンソウ
ナス目 ナス科 ヒヨドリジョウゴ
シソ目 クマツヅラ科 コムラサキ
スミレ目 ウリ科 カラスウリ、スズメウリ
ナデシコ目 ヤマゴボウ科 ヨウシュヤマゴボウ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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