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手入れされた雑木林 [季節]

2週続けた週末の大雪はすごかった。
お蔭で雪かき疲れもあり、今月はまだ1回しかfieldに出向いていない。

前回訪れた、手入れの行き届いた雑木林。
コナラを主体としてシデやエゴなどの里山を代表する木々の雑木林だ。
その昔、武蔵野の雑木林は農用林として伐採した木や枝は槇に、落ち葉は堆肥に利用されていたのだろうが、今やすっかりその利用価値が失われほとんどが放置されたままだ。
しかしここでは、下草は刈られ落ち葉はすっかりなくなってとても見通しが良い林床となっていた。
雑木林0201_1.JPG


















落ち葉は落ち葉だめに運ばれ、堆肥として利用されるのだろう。
土の露出した地面では、コナラのどんぐりが根をしっかりと大地に張っていた。
殻が割れ、中から二葉が覗いている。
コナラ0201_1.JPG


















エノキの根元に残された落ち葉をひっくり返すと、出てきたゴマダラチョウの幼虫。
夏、ここで成虫を見かけたことがないが、こうして幼虫を見つけるとその存在が明らかになる。
ゴマダラチョウ0201_1.JPG


















見上げれば、枝先にウスタビガの空繭、ヤマカマスが風に吹かれていた。
昨年あれほど見つかったこの繭も、今年は例年並みかな。
ウスタビガ繭0201_1.JPG


















こちらには、天蚕ヤママユガの空繭。
ヤママユ0201_1.JPG


















暖かそうなコブシの冬芽を見ると春がそこまでと思うのだが、今年の春は例年に比べて少し遠そうだ。
スプリングエフェメラルたちとの再会が待ち遠しい!
コブシ0201_1.JPG















2014年2月1日 埼玉県
ブナ目 ブナ科 コナラ
鱗翅目 タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
鱗翅目 ヤママユガ科 ウスタビガ、ヤママユガ
モクレン目 モクレン科 コブシ
   
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM
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タケタケ

空繭って枯葉にしか見えませんね。
これも擬態してるのでしょうか。
by タケタケ (2014-02-20 21:02) 

hirokou

タケタケさん コメントありがとうございます。
ウスタビガもヤママユガの繭も、葉がついている時期には、葉に紛れて見つけることは難しい保護色となっています。
葉が落ちる冬には見つけやすいですね!
by hirokou (2014-02-22 05:21) 

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