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雨宿りのクマバチ [ハチ・ハエ・アリ]

今日は休みだったがつい2度寝をしてしまった。
朝起きて青空を見て、もう少しと気付けばもうとっくに昼を過ぎていた。
起きた時にはもう青空はなく今にも降り出しそうなグレーの空が広がっていた。
しまったと思ったのも後の祭り、飛び起きてとある谷戸にクルマバッタを見に行った。
例年出現を確認しているのだが、今日は見る事が出来なかった。

探して歩いていると思った通り雨が降って来た。
雨を気にしながらも「ナンバンギセル」が咲いていると聞いていたので、その場所を見ると昨年よりたくさんの株が花を付けていた。
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その脇では「オオカマキリ」の成虫がこちらを見上げていた。
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少し雑木林で雨宿りをしながら戻る途中、ヨモギの茎に黒いものが目に付いた。
枯れた葉かなと思ったが、よく見るとクマバチだった。
雨宿りにしては頼りない葉の下でじっとしていた。
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顔を覗き込むと、三角の白い模様が。
この模様があるのはオスだ。
オスなら毒針はないのでちょっと触ってみようかとも思ったが、わかっていてもちょっと・・・・。
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2011年9月6日 東京都
 ゴマノハグサ目ハマウツボ科 ナンバンギセル
 蟷螂目 カマキリ科 オオカマキリ
 膜翅目 ミツバチ科 クマバチ          CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


美しいセイボウの仲間 ハラアカマルセイボウ [ハチ・ハエ・アリ]

今日は昼からある虫を探しに出掛けたが、残念ながら空振り。
お目当ての谷戸では、鶯が囀るすぐ傍で、ホトトギスが東京特許許可局♪?と盛んに鳴いていた。
いつもは高い梢で鳴いているのに、今日は鶯が鳴く近くの低い枝で鳴き、姿を見る事も出来た。
ホトトギスは、ウグイスに託卵する習性があるので、狙っていたのかもしれない。

荒れ地に咲いていたヒメジョオンの花に、きらりと光る虫を発見!
小さいのでマクロレンズを通して見ると、どうやらセイボウの仲間のようだ。
seibou0616.JPG
















以前に紹介したセイボウと違い、大きさは5mmくらいだろうか。
ヒメジョンの花の大きさと比べていただければ、その小ささがわかっていただけるだろう。
腹部がきれいな赤色。
調べたが、お尻の赤いセイボウはツマムラサキヨツバセイボウがいるようだが、お尻の先端は青色。
これは全部が赤いように見える。見る角度でお尻の先まで見えないのが残念だ。
今日は曇りで、ストロボ光の撮影となったが是非自然光で撮ってみたい被写体だ。

野の虫」の柚子さんからハラアカマルセイボウではとのコメントをいただいた。
調べるとハラアカマルセイボウのようだ。
柚子さんありがとうございます。
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2011年6月16日 東京都
 膜翅目 セイボウ科 ツマムラサキセイボウ?
 CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


春の使者 [ハチ・ハエ・アリ]

今日は、昨日を上回る暖かさとの事で期待してfieldへ出掛けた。
南向きの場所ではオオイヌノフグリが、たくさんの可愛らしい花をおひさまに向けていた。
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その隣では、ホトケノザの淡いピンク色の花と濃い蕾のコントラストがきれいだ。
hotokenoza0314.JPG
















林縁を歩いていると、何かがふわっと飛んで落ち葉に降りた。
もしやと思って探してみると、1年ぶりに見るあの姿だった。
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長い口吻にビロード色のふんわりしたお尻、春の使者「ビロードツリアブ」。
近づくと、あっという間に視界から消えてしまった。
ここにいるならと、毎年見かける草はらに行って目を凝らして探すといた!
オオイヌノフグリの花で蜜を吸っていた。
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複眼が大きくひっついているのでオス。
数秒吸蜜、すぐに移動を繰り返す。
早春の短い間だけ現れるアブのスプリングエフェメラルだ。
丘陵に春がやって来た!
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今日もTVでは、過去に見た事のない悲惨な映像や被災された方々の話が流れて、地震の被害の大きさを伝えていた。
こんな時にブログを書くのもどうかと躊躇したが、今自分に出来るのは、変わらずここで自然を伝えることと節電することかとも思う。

2011年3月14日 
埼玉県 シソ目 ゴマノハグサ科 オオイヌノフグリ
      シソ目 シソ科 ホトケノザ
東京都 双翅目 ツリアブ科 ビロウドツリアブ   
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ(1,2枚目)
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


掘り出された女王蜂 [ハチ・ハエ・アリ]

公園を歩いていると、園路脇に置かれた数本の伐採木の朽木が崩されていた。
誰かが中にいるものを探したようだ。

崩された朽木を見ていると、オレンジ色が目に入ってきた。
そこにいたのはスズメバチ。
今の時期に生きているのは越冬している女王蜂だ。
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寒さを凌いで越冬していたところを掘り出されたせいだろう。
可哀そうに、触ってもほとんど動け無い状態だった。
顔を見ると大顎の上の頭楯の突起が3つで、胸と腹の間の小楯板が黒い事から「コガタスズメバチ」だ。
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このままでは寒さに耐えられないだろうから、朽木のくぼみに入れて上から木くずで覆った。
無事春まで越冬できるだろうか?
それにしても何を探して掘り返したか知らないが、出てきた生き物をそのまま放置したことについては許されない行為で腹立たしい!
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2011年1月29日 東京都
 膜翅目 スズメバチ科 コガタスズメバチ  CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM
/430EXⅡ

クロスズメバチ [ハチ・ハエ・アリ]

黄色い悪魔と呼ばれるスズメバチたちも巣を解散して新女王が越冬に備えている頃だが、このところあちこちで体の黒い「クロスズメバチ」を見る機会がある。
この日も、陽のあたる枯草の上で日向ぼっこ?をしている個体を見つけた。
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触角が長いので数えてみたら、12節あったのでオスバチなのか?
調べて見ると、他のスズメバチの仲間の多くは新女王やオスバチが9~11月に羽化するのに対してクロスズメバチは、10~12月と遅いようだ。
先の記事に書いたビワの花にも、数頭が花から花へ飛び回っていたが、一つの花での滞在時間が短く撮影する事は出来なかった。
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2010年12月15日 東京都
 膜翅目 スズメバチ科 クロスズメバチ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


越冬前の女王蜂(一部訂正) [ハチ・ハエ・アリ]

雑木林を歩いていると、コナラの酒場に「オオスズメバチ」がいた。
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今は、働き蜂は死んでしまい新たに生まれた新女王は巣立ち、越冬準備をしている時期だ。
このハチは、体に傷みが全くないので新女王だと思われる。しきりににじみ出た樹液を舐めていた。
間もなく訪れる冬を前に、体力をつけているのだろう。
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こちらに気付いて、片足を上げ腹を曲げて威嚇してきた。
10月頃には雄蜂が単独で酒場で食事をしているのを目にしたが、さすがに11月の終わりでは雄蜂は役割を終え死んで女王しか生き延びていない。
と書いたが、数日前の午前中にたくさんのオオスズメバチが林縁を飛び交っていた。
とっくに皆死んでいると思っていたが、この巣はまだ健在で巣の周りを飛んでいたのは全て雄蜂だった。遅くまで頑張っている巣がある、まだ雄蜂たちも新女王を求めて飛び交っている光景を目の当たりにして、認識を新たにしたのだった。
曲げた腹の先から、長い針を出したり引っ込めたり、やはり女王蜂であった。
この針に刺されればえらいことだなどと考えながらもちょっかいを出していた。
針が出たところを写したかったのだが、タイミングが合わず・・・・・。
女王蜂は働き蜂と同じく毒針を持つが、余程でない限り攻撃をしてくる事はない。
自分の役割が子孫を残す事だと認識していて、身に危険が及ぶような戦いは敢えて避けているのだろう。
冬が来ると、雑木林の中の倒木や朽木の中で越冬し、暖かくなる春に新たな巣作りを始めるのだ。
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2010年11月25日 東京都
 膜翅目 スズメバチ科 オオスズメバチ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

名前の通りお腹の長いハチ [ハチ・ハエ・アリ]

咲いている花も少なくなったが、アザミやセイタカアワダチソウなどでよく見かけるハチがいる。
「ヒメハラナガツチバチ」という噛みそうな名前。
毛深い体に、長~いお腹でセイヨウミツバチを引き延ばしたような印象だ。
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このツチバチの仲間の多くはコガネムシの幼虫に寄生する。
コガネムシの幼虫は土中で生活しているので、それに寄生して産卵するため土に潜るのは得意だ。
メスは翅先が褐色でお腹に白い毛の筋があるが、オスは翅先の褐色が無く、腹には白い毛と白色の帯があり区別はしやすい。
似た仲間に、体の毛が金色のキンケハラナガツチバチという種もいて今の時期良く見かける2種だ。
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2010年11月8日 東京都
 膜翅目 ツチバチ科 ヒメハラナガツチバチ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

今年は豊作?ホウネンタワラバチの繭 [ハチ・ハエ・アリ]

昨年から探していたものがようやく見つかった。
眠りに就いたシジミチョウやハチはいないかなぁと夕方の草むらをじっくり観察していると、クズの葉裏にぶらぶら揺れるものが目に入った。
おおぉ!これは・・・。
これこそ探していた、「ホウネンタワラバチ」の繭ではないか。
見つける方は案外頻繁に見ているようだが、探せどなかなか見つからずだった。
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「ホウネンタワラバチ」とは?
ヒメバチ科に属し別名ホウネンタワラチビアメバチ、ホウネンタワラヒメバチと呼ばれる体長8mmほどのハチで、田んぼの害虫のフタオビコヤガの幼虫に寄生する益虫だ。
このハチが稲の葉を食べるフタオビコヤガの幼虫に寄生し駆除してくれるので、繭がたくさんあると豊作になる、また繭が俵に似ているので豊年俵=ホウネンタワラバチとめでたい名前になったそうな。
繭の大きさは5mmくらいだろうか、とても小さいが表面の黒い模様が美しく芸術的だ。
この模様は、イラガの繭に同じ模様のものがないようにやはり個体によって異なるのだろうか?
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良く見ると繭の表面に、何ものかがくっついていた。
ハチ?ホウネンタワラバチなのかと思ったが、形も色も大きさも全く違う。
繭を揺らしても全く逃げず、繭の回りをひたすら歩きまわっていた。
たまたまとまっているだけなのか、ひょっとしたらこの繭に寄生しようとしているのだろうか。
産卵行動などは確認できなかったが、もしそうであれば寄生したものをさらに宿主とする上手がいるということになる。
そんなこと考えながら見ていたら、豊年俵に出会えた喜びよりもこの小さなハチのことのほうが気になってしまった。
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オオスズメバチのオス [ハチ・ハエ・アリ]

オオスズメバチたちが活発だ。
あちこちの昆虫酒場に見られるのは、圧倒的にオオスズメバチだ。

コナラの酒場の下で、片方の翅、胸の一部が傷付いて歩いているものを見つけた。
以前にも書いたが、異なる巣の者同士が餌場で出会うと相手が死ぬまで戦い続けるが、地面を歩いているものはそんな戦いの中で運良く命が助かったものが多い。

しかしこの日見たのは、良く見かける働き蜂とは様子が異なっていた。
働き蜂はすべてメスだが、今の時期はオスが羽化し新女王と交尾するために飛び回っている。
ここで歩いていたのはこのオス蜂のようだ。
酒場で食事をしようと訪れ、ここを縄張りとしていた働き蜂にやられたのだろう。
既に役目を終えていたならいいが、この翅ではもう飛ぶ事が出来ない。

スズメバチのオスとメスは、見慣れれば以下の点で見分ける事が出来る。
刺されると危険なスズメバチだが、針は産卵管の一部が変化したものなのでメスにしかなく、オスは刺さない。
従ってオスとわかれば、針はないのに刺そうと尻を持ち上げるが掴んでも刺されることはない。
ただ強力な大顎だけ気を付けたい。

見分けポイント1.オスはメスに比べると頭が小さく、尻が太い。
オス
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メス
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見分けポイント2.オスの触角は12節、メス(11節)より1節長い。
           見た目で明らかに長さに違和感がある。
オス
osu1012.JPG
















メス
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こうした識別点はあるが、やはり刺されると怖いオオスズメバチなのでくれぐれも手を出さないようにお願いしたい。
オスと思って触ったが実はメスだった、何て間違って刺されても、自己責任ですからね!

活発なスズメバチたち [ハチ・ハエ・アリ]

ノダケにスズメバチが来ていた。
ヤブガラシやノダケでいつも見かけるのは、攻撃性が低く毒性の弱いヒメスズメバチなので安心して近くで見るとコガタスズメバチだった。
おっ、と危ないである。
ヒメスズメバチは、お尻の先が黒いのですぐに区別できる。
今の時期、スズメバチの巣の大きさは最大級で多くの働き蜂が忙しく活動している。
最も危険な時期でもあるので、注意が必要だ。
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蝶たちが集まる柿の木を見ていると、下草で何かが動いた。
見るとオオスズメバチだった。oosuzumebachi1001.JPG

















柿の汁を吸いに、スズメバチも集まっているので落ちた柿の実をあさっていたのかと思ったが何か変!
それもそのはず、このハチにはお尻がなかった。
鳥にやられたかとも思ったが、鳥もスズメバチには手を出さないのではないか。
ならばスズメバチ同士の争いの可能性も高い。
スズメバチは餌場で巣の異なる個体が出会うと、そこで争いがおこる。
それこそ相手が死ぬまで戦い続けるようだ。
このハチも、そんな戦いで腹を切り落とされたのかもしれない。
全く普通に歩いて、触角を掃除しているのでそんなことになっているとは思わかなった。
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