ケラをじっくり見る [バッタ]
仕事帰りに峠のコンビニに寄った。
コンビニの灯りに色々なものが集まってくるので、ちょっと楽しみ。
今日見つけたのは「ケラ」。
この虫、今までなかなか出会えずじっくり見た事がなかったのでこれは見たいとgetした。
早速帰って観察してみた。
湿った草地や畑などの土の中に棲み、時折灯火に飛来する。
オスは地中でジーッと鳴き、昔の人はミミズが鳴いていると思っていたと聞く。
メスの翅にも発音器があり短く断続的に鳴くらしい。
メスには外見的にわかる産卵管や産卵器はないそうだ。
この個体は翅の発音器からオスと思われる。
ケラの鳴き声♪
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以前からザリガニ似ているなぁと思っていたのは大きな前胸背板と触角と頭の部分のせいだった。
ケラの特徴は何と言っても前肢にある。
モグラやセミの幼虫のように土を掘ることに特化して進化したシャベルのような肢だ。
外側に向かって生えている鋭い爪はいかにも土を掘る仕組みとなっている。
見れば見るほど面白い虫だった。
2013年7月14日 埼玉県
直翅目 ケラ科 ケラ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX