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キイロスズメバチ 活動中! [ハチ・ハエ・アリ]

西日の当たる林縁の葉上に「キイロスズメバチ」を見つけた。
このあたりには、直径50cmを超える巣が3個ある。
どの巣のハチかなぁと考えながら見ていたら、ちょっと違和感。
キイロスズメバチ1030-1.JPG


















尻が太くて、触角が長い。
そうこれはオスバチだ。
見渡すとオスバチばかりがあちこちにいる。
キイロスズメバチ1030-2.JPG



























オスバチは新女王が飛び立つ頃に現れ、いち早く交尾をするために新女王が出てくる他の巣の周りを飛び回る。
過去オオスズメバチの巣を観察していると、特に午前中活発に活動し、午後以降は巣の周りの葉上でじっとしていることが多かった。
この周りにも巣があるのかと探してみたが、見当たらない。
オスバチが出るということは、そろそろ巣も終焉だ。

何か視線を感じて見上げると、そこにも。
なぜここにオスバチばかりが集まっているのか、不思議だ。
キイロスズメバチ1030.JPG


















2014年10月30日 東京都
ハチ目スズメバチ科 キイロスズメバチ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

ユキムシ飛んだよ! [セミ・カメムシ]

ユキムシ飛んだ!

いよいよ冬間近かな。

ユキムシ.JPG

見たまま [季節]

スッ!
ショウリョウバッタモドキ1007.JPG



























ぐるぐるぐる
クロウリハムシ1007.JPG


















2014年10月7日 東京都
バッタ目バッタ科 ショウリョウバッタモドキ
コウチュウ目ハムシ科 クロウリハムシ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM内蔵ストロボ/430EXⅡ


秋の野草観察会 [季節]

今日も秋晴れの一日、ボランティアの秋の野草観察会にほんとに久しぶりに参加した。
思ったよりたくさんの方が参加されちょっとびっくり。
懐かしい顔、何時もの方、初めてお会いする方、これも参加する楽しみの一つ。
観察会1026.JPG




















このところいつも気にかけて探していた「キッコウハグマ」の風車のような小さな花。
探せど閉鎖花ばかりで咲いているものを見つけることはできずにいたのだが、今日はたくさんの花の群生を紹介いただいた。
キッコウハグマ1026.JPG


















草はらで「クビキリギス」のメスを見つけた。
成虫越冬なのでこれから訪れる寒く厳しい冬を命がけで乗り越えなければならない。
クビキリギス1026.JPG


















暗い臨床の園路沿いで、ツチグリという声に駆け寄った。
ツチグリ大好き。
放射状に開いた外皮の中央にまん丸い袋が鎮座する。
しかし見てツチグリ?ちょっと違和感があった。
帰って調べると、「フクロツチガキ」。
クリとカキ、分類が違うものの見た目は外皮の形状が異なることくらいの違いだろうか。
湿気が多いと外皮が開き、乾燥すると閉じてコロコロと転がり移動するのも同じ。
なんて面白い!
子孫を残すために移動するキノコは他にはあるまい。

※ツチガキにはフクロツチガキのほかにシロツチガキというのもあるらしい。
  どちらか僕には判断がつかないが、ツチガキには間違いないだろう!

一日ゆったり歩いた生き物観察。
他にもたくさんの生き物たちを見ることができ、さらに今まで疑問に思っていたことも解決!
とても楽しい観察会だった。
フクロツチガキ1026.JPG


















2014年10月26日 東京都
キク目キク科 キッコウハグマ
バッタ目キリギリス科 クビキリギス
ヒメツチグリ目ヒメツチグリ科 フクロツチガキ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L USM/内臓ストロボ


秋 深し [季節]

秋の深まるこの季節、あちこちで秋祭り。

ミコシグサが賑やかに神輿を担ぐ。
ミコシグサ.JPG


















ヤマトシジミはアキノウナギツカミの蕾の上で一休み。
踊りつかれたかな?
ヤマトシジミ.JPG



























2011年10月 埼玉県
フウロソウ目フウロソウ科 ゲンノショウコ
チョウ目シジミチョウ科 ヤマトシジミ   
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L USM


ホシササキリ [バッタ]

イネ科が茂る草はらを歩くと、さっと飛び出す小さなバッタ。
綺麗な黄緑色に長い触角。
ホシササキリ1008-1.JPG


















キリギリスの仲間の「ホシササキリ」。
翅に褐色の斑があるのが特徴。
ホシササキリ1008.JPG



























体の色には褐色のものもいる。
ホシササキリ1007-1.JPG



























よく見られるササキリにはこのホシササキリと「ウスイロササキリ」がいる。
ウスイロは顔の角度が鋭角で、翅に斑がない。
生息場所は局地的でホシササキリに比べると出会う機会は少ないようだ。
ウスイロササキリ-1.JPG


















2014年10月8日 東京都 埼玉県
バッタ目キリギリス科 ホシササキリ ウスイロササキリ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

トノサマバッタ 産卵 [バッタ]

緑色や褐色のトノサマバッタはよく見かけるが、珍しく黒い個体を見つけた。
日の当たり具合で真っ黒に見えたが、追っかけてみると濃い褐色だった。
トノサマバッタ1016.JPG


















もうちょっと撮ろうとさらに追っかけ着地点を探してみると、おやっ、産卵している?
あれだけ飛んで飛んでいきなり産卵か?と思ったら別個体だった。
トノサマバッタ1016-1.JPG


















さすがに産卵中はすぐそばまで近寄っても全く逃げない。
卵を産むことに没頭している。
普段敏捷なトノサマバッタが最も危険な時だろう。
人間という敵に対しては、近づいても飛ばなければおそらくそこにいることに気付く人は少ないに違いない。
トノサマバッタ1016-3.JPG


















2014年10月16日 東京都
バッタ目バッタ科 トノサマバッタ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

ススキ原のエノコロ軍団 [季節]

週末の観察会の下見に行った。
今の見どころはススキ原。
ところどころにコセンダングサが咲き、きれいな秋型の「キタテハ」が訪れていた。
キタテハ1016.JPG


















足元で飛んだのはトノサマバッタだと思ったが、見ると何と「クルマバッタ」だった。
ここで見るのは初めて。いつみてもカッコいい。
これは意外な収穫だった。
クルマバッタ1016.JPG


















ススキの穂が光に輝いて、とても美しい秋の風景はもちろんのこと。
時にその脇役たちにも目を向けてみたい。

エノコロ草の親玉、「チカラシバ」。
種になると引っ付き虫、ズボンにいっぱいついて嫌だがこうしてみると光に透けてススキと秋を演じている。
秋のススキ原1016.JPG



























チカラシバより明るい紫色で穂が小さい「ムラサキエノコログサ」。
紫色の小さなぼんぼりが群生しているのはとてもきれいな光景だ。
ムラサキエノコロ1016.JPG



























ここにはほかにエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロがある。
キンエノコロ、チカラシバ、ムラサキエノコログサ、エノコログサを集めたエノコロ軍団。
どうです、この天然の色合いきれいでしょう!!
エノコロ軍団1016.JPG



























2014年10月16日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 キタテハ
バッタ目バッタ科 クルマバッタ
イネ目イネ科 チカラシバ、ムラサキエノコログサ、キンエノコロ、エノコログサ
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


アザミレストラン@浅間山公園 [自然]

久しぶりに、府中市にある浅間山公園に行ってみた。
今の時期コウヤボウキの開花もまだちらほら、林縁では地味だがノガリヤスが秋を感じさせてくれた。

誰かが園路脇の杭の上に置いたコナラのどんぐり。
今年は、クヌギやコナラのどんぐりが豊作!
カケスのだみ声がよく聞かれる。
コナラのどんぐり1008.JPG



























そんな中、紫色の「トネアザミ」の花が目を引いた。
人だけではなく虫たちにも人気だ。
たくさんのコガタスズメバチたちが花から花へ飛び交う中、ひときわ大きな羽音を立てていたのが「クマバチ」。
とても大人しい性格で、スズメバチのような攻撃性はないのでじっくり近寄って見ることができる。
クマバチ1008.JPG


















「キタキチョウ」もようこそ!
アザミのレストランに。
キタキチョウ1008.JPG


















色鮮やかな「アカタテハ」もやって来た。
なかなか近寄らせてはくれないが、飛び去ってもまた戻ってくるので待っていればまた出会える。
アカタテハ1013.JPG


















こちらも今の時期、長い口を伸ばして花から花へと飛びまわる「ホシホウジャク」。
数頭が吸蜜に訪れていたが、みな敏感で近づくとさっと遠くへ飛び去ってしまう。
この日はマクロレンズのみだったので、大写しはできなかった。

これからは、咲く花も少なくなり虫たちの数も減っていく。
今まで以上に虫目で歩かなければ、見つけることが難しくなってくる。
ホシホウジャク1008.JPG


















2014年10月8日 東京都
ハチ目ミツバチ科 クマバチ
チョウ目シロチョウ科 キタキチョウ、タテハチョウ科 アカタテハ
チョウ目スズメガ科 ホシホウジャク
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM内蔵ストロボ


ようく見ると美しいヨ! [虫]

葉の上に「コアオハナムグリ」を見つけた。
頭には金色の花粉をつけ、前翅の緑の地色にクリーム色の模様がきれいだ。コアオハナムグリ1009.JPG



















もともと中国からの外来種だが、いまや日本全国で市民権を得ている「アオマツムシ」。
林縁をつぶさに見て回ると時折見つかるが、なかなかその姿を見ることは少ない。
オスの翅の発音器は、まるで幾何学模様のようでなかなか秀逸のデザインだ。
アオマツムシ1009.JPG


















昨年の渇水の影響か、今年はアオイトトンボやオオアオイトトンボを見る機会が少ないように思う。
この日久しぶりに見つけた「オオアオイトトンボ」。
複眼や体の緑色は、美しい命の輝きだ。
アオイトトンボ1009.JPG


















2014年10月9日 東京都
コウチュウ目コガネムシ科 コアオハナムグリ
バッタ目マツムシ科 アオマツムシ
トンボ目イトトンボ科 オオアオイトトンボ    CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM内蔵ストロボ/430EXⅡ


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