コゲラの赤い毛 [鳥]
今日も昨日の雪の名残で朝から霙が降り午後になっても気温は3℃と凍えるような寒さだった。
葉が落ちて見通しが良くなった雑木林で、ギィー♪という「コゲラ」の鳴き声をよく耳にする。
この日も声を頼りに目をやると、細い幹でしきりに餌を探している愛らしい姿が。
垂直な幹に器用に摑まり、樹皮の隙間の虫でも探しているのか。
後ろ頭に見え隠れする赤い毛がなかなかおしゃれ。
この毛、普段なかなか見られないのでラッキー。
アオゲラやアカゲラと同じように頭に赤い毛があるのはやはりキツツキの仲間。
でもあるのはオスだけでメスにはないのだ。
少しの間、見ていると小枝の根元を勢いよくつつきだした。
撮った写真を見てみると、肉眼では見えなかった木屑が飛び散る様子が写っていた。
シャッタースピードが遅かったせいで、顔が流れてしまったがこれはこれで面白い!
2012年1月19日 東京都
キツツキ目 キツツキ科 コゲラ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
フレンドリーなアオジ [鳥]
今年は冬鳥が少ない という声をバーダーの方からもよく聞く。
確かにやってくるのも遅かったが、例年と比べると出会う機会も少ないように思う。
先日、埼玉中央部の公園に出かけてみた。
ここは例年冬鳥が多く見られるところ。
この日も、大砲のようなレンズを付けたカメラマンがたくさんやってきていた。
湿地や池をぐるっと回ったが、いつもみかける場所にジョウビタキやルリビタキもいなかった。
この冬は、タシギが数羽見られるというが、残念ながらこれにも出会うことはできなかった。
唯一、目の前に姿を見せてくれたのがアオジのオスだった。
園路脇の灌木で、チッチッ♪と声がするので探していたらほんの目の前の枝にとまっていた。
ここのアオジは、あまり人を恐れず目の前に出てくるものもよく見かけるが、これだけ近くで見るのは今シーズン初めてでちょっとドッキリだ。
こうしてみると喉からお腹にかけての黄色が美しい。
近くでバシバシ撮影してもほとんど動かず、いいモデルになってくれた。
このところツグミが地上で採餌をはじめるなどやっと慣れてきた感がある。
昨年はMy Fieldでウソやマヒワが見られたが、今シーズンはどんな鳥たちに出会えるか楽しみだ。
2012年1月8日 埼玉県
スズメ目ホオジロ科 アオジ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
梢から聞こえるチュルチュルチュル [鳥]
すっかりセミの声が静まり、昼からアオマツムシの鳴き声が降り注ぐ季節となった。
鳥たちの鳴き声が耳に届いて、その姿が確認できるようになってきた。
今日は、午後から丘陵に出掛けて見たが、あちこちからたくさんの鳥の声や姿を確認出来た。
鋭い声は、里山の秋を代表するモズの高鳴き。
茂みからはチャッチャッというウグイス。
賑やかに群れで藪を移動するのはガビチョウたち。
田んぼの脇では、ホオジロもチチッと鳴き交わす。
遠くからはアオゲラの鳴き声も。
さらにギャッと騒々しいカケスの声と飛ぶ姿は久しぶりだった。
雑木林を歩いていると、チュルチュルチュル、ギーギーと賑やかな御一行に出会った。
シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラの混群だ。
少し葉が落ち、以前より見通しがきくお陰でその姿を見ることが出来た。
中でも個人的に好きなのは「エナガ」。
顔の割に小さなくちばしがキュート!
通りかかったご婦人から何がいるのですかと尋ねられたので、エナガですと答えたら
僕の発音が悪かったせいか「えっ イナダ?」
いえ「エナガ」です。イナダは魚ですよ(^.^)
と楽しい会話で場が和んだ。
これからさらに葉が落ちると、双眼鏡が手放せなくなるだろう。
帰りに、住宅街でオナガの群れが飛んで行くのが見えた。
今日は鳥見日和だった。
2011年10月17日 東京都
スズメ目 エナガ科 エナガ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
シルエット [鳥]
飛ぶ アオサギ [鳥]
このところよく見かけるトビやノスリとは違う。
カモメ?にしては翅と足が長く大きい。
だいたいカモメはここにはいない!
正体は、昨年里山の田んぼでよく見かけたサギの仲間でも最も大きい「アオサギ」だった。
そういえばこのところすっかり姿を見せずどうしたのだろう?と思っていたのだが、久しぶりにその姿を見る事が出来た。
アカガエルが現れたので、水辺のレストランにやって来たのだろうか。
夕方、里山民家の上空でもまた遭遇。
同じ個体だろうか?
これから、田んぼや湿地で餌を啄む姿が見られるかもしれない。
2011年2月22日 東京都
コウノトリ目 サギ科 アオサギ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
ようやくトラちゃん [鳥]
暮れから探していたがなかなか見つからなかった。
少し前に見かけたが撮影出来ず、ん~干支が変わったから?
昨日、立ち寄った林縁の斜面でガサガサ音がするので見るとトラちゃんだった。
ツグミやシロハラは人を怖がらなくなってきたが、トラちゃんは相変わらず敏感だ。
近寄らせてくれず、一定の距離になると飛び去ってしまうが少し飛んで着地する。
近寄り逃げられを繰り返しようやくこの程度。手強い・・・・。
危険を感じると姿勢を低くしてじっとしていて、さらに近付くと飛び去る。
この翅の模様は凄い保護色で、目を離すとどこにいたかわからないほどだ。
帰る途中に突然ルリのオスが現れた。
今シーズン数頭見た中では、最もきれいなオスだった。
2011年1月29日 埼玉県
スズメ目 ツグミ科 トラツグミ
スズメ目 ツグミ科 ルリビタキ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
黄色が鮮やかなマヒワ [鳥]
フレンドリーなリョウビタキ [鳥]
今日も寒くて乾燥注意報が続いて発令されている。
今部屋の湿度は何と25%、加湿器を付けたがなかなか湿度は上がってくれない。
先日、クスノキで何かいないか探していたら、すぐ傍でヒッヒッ♪という鳴き声が聞こえた。
おぉ、「ジョウビタキ」 どこ? 探すが見当たらないなぁと思っていると、すぐ目の前にいた。
こんなに近くで鳴いていたとは・・・・・。
あまりにも近いので気付かなかったのだ。
この柵の上と、近くのヒサカキをいったりきたり。
たまに枝から地面に降りては、落ちた実を啄んでいた。
渡って来て、ようやく慣れてきた冬鳥たち。
ツグミやシロハラも地面に降りて、餌を啄むようになった。
ますます野鳥が観察しやすい季節になってきたようだ。
2011年1月24日 埼玉県
スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
墓場のスズメ [鳥]
丘陵の一角に墓がある。
たまにこの墓の前の駐車場に車を止めて歩くのだが、いつも見かけるのがスズメたち。
スズメといえば、昔から人里に棲む身近な小鳥だったが、近頃はめっきり数を減らしているという。
半径100mあれば生活できて、稲や小麦などの穀物、野菜くずなど人の営みからのおこぼれを餌とし、人家の瓦や雨どいなどの隙間で営巣してきた。
昔と比べると農家も減り、家は屋根に瓦を使わず、巣を作る場所がなくなってしまったというのが大きな理由の一つらしい。
そういえば、うちの近所でも見かけるのはカラス、ヒヨドリ、オナガ、ムクドリで、スズメはあまり見た事がない。
周りに家はないが、何故かここの墓の周辺には20羽近くが棲みついている。
この場所、彼らにとって住み心地がいいのだろう。
今日は、風が冷たく寒かったからか皆一様にふくらすずめ。
久しぶりにじっくりと観察したが、正面から見るとほほの一対の黒い斑が愛らしい!
このスズメは、お腹が少し黒い=腹黒い。単に汚れているだけか?
そう言えば昨年だったか、大阪の天保山マーケットプレイスの黒いスズメが話題になったが、あれは全身が黒かった。
朝、チュンチュン♪という声で目を覚ましたのは遠い昔・・・・・。いや、単に起きる時間が遅いの?
今は、カラスやヒヨドリの騒々しい声に寝ざめは悪い!
またスズメたちが、身近に棲める環境が実現できればよいのだが。
2011年1月24日 東京都
スズメ目 スズメ科 スズメ CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ