綺麗ないもむし毛虫 [チョウ・ガ]
いもむし、毛虫はどうも苦手である。
子供の頃は、アゲハやモンシロチョウの幼虫をつかんで遊んでいたものだが、大人になってあの触るとむにゅっとした感触が駄目になってしまった。
虫好きで通っているが、触れないと話すと笑われる。
自分でもちょっと情けないが、しょうがない。
そのうちまた触れるようになるかなぁ。
触れなくても観察するのは楽しいのであちこち探すが、今の時期は目をやるとそこにいるという良い季節だ。
先日見つけたきれいないもむし毛虫を少々ご紹介。
イタドリの葉の上にいたのは、エメラルドグリーンの体に白に黒の縁取りの目玉模様、さらにオレンジ色のアクセント。頭の後ろの模様がちょっと困った顔にも見える。
初めて見たいもむしで帰って調べると「アヤモクメキリガ」というガの幼虫だった。
大きさは5~6cmほどある大きないもむし。
林縁のヒサカキの葉の上には黄色と黒のおしゃれないもむし?毛虫?
こちらは「ホタルガ」の幼虫。
狭山丘陵はヒサカキが多く、発生時期にはたくさんの成虫が見られる。
この日最も多く見られた毛虫がこれ。
昨年大発生して話題になった「マイマイガ」の幼虫。
よく見ると青、オレンジ、黄色、黒など多色でデザインもなかなか凝っている。
カラフルな色と長い毛が毒々しいが、毒性はないらしい。
といってもお肌が敏感な方は、さわらぬ神に祟りなしである。
ガの仲間は、日本に6000種が知られているそうだ。
まだまだ、知らないきれいないもむし・毛虫がたくさんいるに違いない!
2013年5月13日 東京都
鱗翅目 ヤガ科 アヤモクメキリガ
マダラガ科 ホタルガ
ドクガ科 マイマイガ EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
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