ホタルが乱舞する季節

あちこちでホタル観察会の話題が聞こえてきた。
ホタルって7月じゃないの？
という質問をよくいただくが、ホタルにも種があり発生する時期が異なる。
今の時期見られるのは「ゲンジボタル」だ。
胸に十字の班があり日本では最も大きいホタルだ。
光も大きいので人気があり各地でホタル復活に放流されるが、全く異なる場所から持ち込まれるため遺伝子汚染が心配されている。

















ホタルと言えば幼虫は水の中と思われるだろうが、幼虫が水の中で過ごすのは日本のホタル54種の中でもゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種に過ぎない。あとはすべて陸生のホタルなのだ。
丘陵で昼間に葉上で見られるホタルに「ムネクリイロボタル」がいる。

















これも陸生のホタルで幼虫は陸生の貝類を食べて育つ。
成虫は発光器を持っているので光るようだが見たことがなくその光は小さいらしい。

















今年は4回ほど出会ったが、発行するか確認できなかった。
次に見つけたら採集して光るか確認してみたい。


















2012年6月5日　東京都
鞘羽目　ホタル科　ゲンジボタル、ムネクリイロボタル　　　CANON　EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

コメント 2

ゲンジボタルは多摩動物公園で乱舞する
姿を見たことがありますが、
夏の山間部で観察出来るヘイケボタルと
比べると光が強くとても綺麗でした。

by ヒメオオ (2012-06-17 15:47) 

ヒメオオさん　コメントありがとうございます。
多摩動物公園でも近隣で生息しているゲンジボタルの幼虫を試験放流しているようですね。http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=tama&link_num=20862

by hirokou (2012-06-18 11:08)