シブイロカヤキリとクビキリギス [バッタ]
先日夜に仕事で丘陵を訪れたのだが、その時ジー♪という鳴き声を耳にした。
今の時期、このように鳴くのはキリギリスの仲間のクビキリギスかシブイロカヤキリのどちらかだ。
共に成虫で越冬し春先から鳴く。
この2種は姿かたちも鳴き声もそっくりだが、それぞれ微妙に違いがある。
この夜聞いた声は、「シブイロカヤキリ」の低い音だった。
その姿を確認したが、コンデジしか持ち合わせておらずデジイチを持っていなかったので改めて出直した。
夜8時頃、鳴き声を確認して近寄ると草の上で鳴いていた。
シブイロカヤキリは、体色が褐色のみで後ろ足が短く顔や口が黒く鳴き声が低いのが特徴で、慣れればクビキリギスとは声だけでも区別できる。
クビキリギスに比べると生息場所は限定される。
以前はシブイロカヤキリモドキという和名だった。
少し歩くと今度はジー♪という高い鳴き声が聞こえてきた。
鳴いていたのは、「クビキリギス」だった。
クビキリギスは、体色が緑色と褐色の2種類あり、後ろ足が長く口が赤いのが特徴。
クビキリギスのほうがポピュラーだ。
この夜は、2種がすぐ近くで鳴いていた。
こんなに似ているのに種が異なるというのも面白い!
2012年6月18日 東京都
直翅目キリギリス科 シブイロカヤキリ、クビキリギス CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2012-06-19 21:14
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(1)
コメント 0