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統合されたナミスジフユナミシャク [チョウ・ガ]

数日寒い日が続き、朝、布団から出るのがツライ・・・・。
年末だったか?朝、目覚めてから布団を出るまでの時間が確か平均13.3分というようなニュースを聞いた覚えがあるが、この寒さではこの時間ももっとかかるだろうなぁ。
温まった布団から出るのにとても勇気がいるのは、僕だけではないだろうと思うのだが。

こんな寒い中、越冬蝶たちはどうだろうかと先日見に行って来た。
アラカシに引っかかったコナラの葉には、4頭のムラサキシジミの姿があった。
葉に囲まれてはいるものの、さぞかし寒いだろう!
murasakishijimi0109.JPG

















こちらは全く囲まれるものも無く、吹きっさらしの中で頑張っている「ウラギンシジミ」。
見つけていた2頭とも健在で、ムラサキシジミより厳しい環境に思えるのだが寒さにじっと耐えていた。
あっ晴れである!早く暖かい春が来る事を祈らずにはいられない。
uraginshijimi0109.JPG
















今日の本題、新たなフユシャクの1種。
この日は、植物観察会で皆で谷戸を歩いていると林縁から一頭の蛾が飛び出した。
あとを追っかけ撮った写真がこれである。
見ても種が判らなかったので、帰って調べると「ナミスジフユナミシャク」という舌をかみそうな名前。
この蛾はもともとこの名前だったが、1991年にオオナミフユナミシャクとコナミフユナミシャクに分けられたが、識別が難しい事から変異とされ昨年再びナミスジに統合されたフユシャクだ。
今までフユシャクは36種と言われてきたが、この統合により35種になったわけだ。
それにしても地味で、識別も微妙な上にこの寒い中出現するのでフユシャクの仲間を追っかけるのは本当に大変である;
日本産フユシャクWEB図鑑が蛾LOVEさんによって昨年アップされたと神奈川の一寸野虫さんに教えていただいた。
フユシャクの同定には、一寸野虫さんのフユシャク図鑑と合わせて大変助かっている。
興味のある方は是非ご覧いただきたい!
namisujihuyunamisyaku0109.JPG
















2011年1月9日 東京都
 鱗翅目 シジミチョウ科 ムラサキシジミ、ウラギンシジミ
 鱗翅目 シャクガ科 ナミスジフユナミシャク
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ,430EXⅡ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX(3枚目)


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柚子

「日本産フユシャクWEB図鑑」見せて戴きました。
35種類のオスが一気に見られてスゴイですね。
写真も美しくてポスターにして欲しいくらい!
御紹介ありがとうございました。


by 柚子 (2011-01-13 07:05) 

hirokou

柚子さん nice、コメントありがとうございます。
フユシャクは、毎回見つけるたびに同定に苦労します。
そんな中で詳しい図鑑が増えるのはとてもありがたいですね!
フユシャク図鑑とダブルでチェックしています(^.^)
by hirokou (2011-01-13 21:44) 

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