オオチャバネセセリの吸い戻し行動 [チョウ・ガ]
午前2時過ぎ、そろそろ寝ようとしていたら窓の外から「ホッホッホッ」と鳴き声が聞こえた。
外に出てみると、家の横の電柱から聞こえるが暗くて全く見えない。
少しすると鳴き声は遠くから聞こえるようになった。移動したようだ。
鳴き声の主は「アオバズク」だろう。ここに越してきて、初めて聞いた。
いい環境だなと改めて実感!
先日、木陰の葉上に落とされた鳥の糞に「オオチャバネセセリ」が来ていた。
タテハチョウやセセリチョウの仲間は、たまに鳥や獣の糞にも集まる。
そういえば先日のオオムラサキがいたのは、獣糞だった。
糞にストローを伸ばしているが、表面が乾燥しているのに何をどうやって吸っているのか?と思ったら時折お腹を曲げている。
マクロレンズで見ていると、お腹の先から透明な液体をかけてそこを吸っている。
これは自分の排泄物そのものを吸ったり、糞などにかけ溶かしてそのミネラル分などを補給する「吸い戻し行動」と呼ばれるものだ。
人間で考えればとんでもない!と思うが、このチョウたちが生きていくための知恵の一つなのだろう。
それにしても不思議で面白い行動であることには違いない。
2010-07-18 13:15
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コメント(2)
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こんにちは
いつも楽しく拝見しています
偶然にも昨夜私も”ホー ホー”と鳴く声を聞いて
鳥に詳しい人にすぐに電話をして聞いてみました
フクロウだろうということでした
数日前にも聴いたことがあってはてな?
と思っていました
アオバズクかフクロウか分かりませんが私も
いい所だと思った所です
by あかね (2010-07-19 11:23)
あかねさん コメントありがとうございます。
アオバズクはホッホッと2回続けこれを繰り返します。
フクロウはボロ着て奉公(ゴロスケホッホ)と聞きなされ、かなり低い声です。どちらにしろこの仲間が身近にいるのは、良い環境が残されているという事ですね!
by hirokou (2010-07-19 18:33)