何に擬態? シラケトラカミキリ [甲虫]
5月に入りすっかり雑木林は緑に覆われてきた。
トチノキがツリーのような白い花を咲かせている。
よく見るとハチやアブなどたくさんの虫たちが集まっていた。
葉がよく似たホオノキも白い花だが、ホオノキはモクレン科でモクレンに似た花をつけるので花を見ると見分けやすい。
林縁ではヒメコウゾが、ピンクのぼんぼりの花を枝いっぱいに付けている。
枝によって濃いピンクから薄いピンクまで様々。
足元の葉の上に小さな虫を見つけた。
ハムシかと思ったが、トラカミキリの仲間だった。
調べると「シラケトラカミキリ」。
コナラやクヌギなどのブナ科の枯れ木に産卵し、幼虫は材を食べて越冬し4月頃に羽化して出てくるようだ。
トラカミキリと言えば、黄色と黒の模様でハチに擬態している事で知られているがこのカミキリの模様はクロスズメバチあたりに似せているのだろうか?
2010-05-20 17:55
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コメント(4)
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シラケトラカミキリと思われる個体を先日「比企丘陵」で見つけました。その個体とても鋭敏で近づくとポタリと落ちて逃げてしまいました。
したがって上の写真のように撮影出来ませんでした・・・残念!!
by ヒメオオ (2010-05-20 20:17)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
個体やその時の環境によってかなり異なるようですね。
この個体は、全く微動だにせずモデルになってくれました。
by hirokou (2010-05-20 21:23)
恰好いいカミキリですね。トラカミキリの仲間は微妙に翅の模様が違っていて撮っている時には小さすぎて違いがよくわからないままなのですが、後でパソコンで拡大して初めてニヤリとしたりして楽しんでいます。
by clossiana (2010-05-21 07:44)
clossianaさん コメントありがとうございます。
確かに小さいうえに種類も多く、とりあえず撮って帰って調べるというパターンが多いですね。よく見ないと見過ごしてしまいます。
by hirokou (2010-05-21 18:37)