ようやく出会えた スッポンタケ [植物]
少し前から一度は見たいと思って探していたきのこ「スッポンタケ」にようやく出会えた。
野山北・六道山公園管理事務所内にその時々に見られる風景や動植物の写真パネルが張られておりその一枚にこのきのこがあった。
見るからに異様な姿と独特の匂いがあるらしく、その実物を是非見てみたいとあちこち探していたがなかなか見つからない。
今シーズンは無理かと98%あきらめムードだったのだが、以前このきのこを見たいと相談していたパークレンジャーの蜂須賀隊長から’発見’の連絡をいただきようやく出会うことが出来たのだ。
この黒光りした傘と鹿児島銘菓カルカンのような柄。
傘にはグレバという胞子の入った液体が付いていてここから匂いを出しハエなどに胞子を運んでもらうという仕掛けだ。
この匂いは「うんこの匂い」「マジックインキの匂い」など様々な表現をされているが、個人的にはどこかで嗅いだ覚えがあるのだが思い出せない。表現するならきな臭いという感じだろうか?
きのこの発生は左の卵からにょきにょき伸びてくるらしい。この2つは誰かに故意に潰されたように見える。
名前の由来は良く判らないが見た目が亀のスッポンの頭に似ているからか、はたまた白い柄の部分が簡単にスポンと抜けるからだろうか?
この場所は数えると27本ものスッポンタケが生える大群落であった。
しかしほとんどが踏まれたり折られていて残念ながらこの日完品は写真の2本だけだった。
今回パークレンジャーの蜂須賀隊長と久保田さんのお陰でこうして実物を見ることが出来た。この場を借りてお礼を申し上げたい。
*蜂須賀隊長はきのこへの造詣が深く、さらにきのこを初めとした自然食材料理家でもある。
もう一度・BE-PAL(WEB版)の「見たい、触りたい、食べてみたい」というblogでスッポンタケの事
について紹介されているので詳しくはそちらをご覧いただきたい。
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