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日本最小、最軽量の鳥 キクイタダキ [鳥]

今年は冬鳥の当たり年と言われる。
そんな中で注目を集めているのが、日本で最小、最軽量の鳥、「キクイタダキ」だ。
体重はわずか5gほどと、1円玉5枚分しかない!
そんなサイズのせいか、昔この鳥がオオカマキリに捕食されている写真を見て、鳥が虫に食べられるなんてと衝撃を受けいつかは見てみたいと思ったのだった。

丘陵を歩いていると杉の枝先で、ハチドリのようにホバリングをしている小さな鳥を見つけた。
もしやとファインダーを覗くと、それはまさしくキクイタダキだった。
キクイタダキ0123_1.JPG

















頭の黄色い帽子が目印。
オスはこの黄色の中に赤い色が混ざるので、この個体はメスだろう。
キクイタダキ0123-2_1.JPG

















それにしてもこの真冬に枝先に虫などいるのだろうか?
シジュウカラやメジロ、コゲラなどの群れに交じって、とにかく忙しく動き回ってとまってはくれない。
全部で4羽と出会ったものの、高いところにいたり一瞬で飛び去ったりとなかなか思うようにいかなかった。ホバリングをしているところを撮りたかったが、この日は残念ながらかなわなかった。
手持ちのレンズでは無理があるが、残るシーズン中に何とか一枚ゲットしたいものである。
キクイタダキ0123-3_1.JPG

















2013年1月23日 東京都
スズメ目 キクイイタダキ科 キクイイタダキ
 EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


鳥見④ 出会った鳥たち [鳥]

鳥見の最終回。
この日、虫はほとんど見つけられなかったが、たくさんの鳥たちに出会うことができた。

歩いていると目の前の木陰から、黒い影が飛び立ちびっくりした。
少し離れた枝にとまったのは、「アカハラ」だった。
ツグミの仲間では、シロハラはよく見かけるがアカハラは初めてだった。
アカハラ0121_1.JPG

















湿地に降りると、ヨシ原から鳴き声が聞こえた。
見るとノイバラだろうか、トゲトゲの茎に「ホオジロ」がいた。
棘があるのにうまくとまるものだと感心。
ホオジロ0121_1.JPG

















木道脇のすぐ目の前で「シメ」がお食事中。
こんなに近くで見られるのは、ここではだろうか。
近くで見るとその顔の怖さ倍増だ!
シメ0121_1.JPG
















ササッと走っては止まりを繰り返していたのは「ツグミ」。
相変わらずピンと伸ばした姿勢が凛々しい。
ツグミ0121_1.JPG
















池に張った氷の上ではコガモのオスメスが一休み。
水の上ではマガモたちがスイスイ。
マガモのオスの頭が陽の光を浴びてきれいな緑色に輝いていた。
北本カモ0121_1.JPG
















梢で高い声で鳴いていたのは、早春から子育てをする「モズ」。
オスメス仲睦まじい場面が見られるのももう少しだ。
モズ0121_1.JPG

















2013年1月21日 埼玉県
スズメ目 ヒタキ科 アカハラ
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ
スズメ目 アトリ科 シメ
スズメ目 ヒタキ科 ツグミ
カモ目 カモ科 マガモ、コガモ
スズメ目 モズ科 モズ        EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ



鳥見③ 小山のアオジ [鳥]

埼玉中央部の公園での鳥見③は小山の「アオジ」。
北海道や山地で繁殖し、冬に平地へ降りてくる冬鳥だ。
本来、鳥見がメインではないのだが、可愛らしい鳥たちに出会ったのでもう少し鳥見シリーズ。

園路の脇にもっこりとした枯れたカナムグラに覆われた小山があった。
そこから聞こえるチッという声。
声を頼りに探すと、てっぺんに1羽のアオジがいた。
お山の大将?それとも見張り?
あたりをキョロキョロ伺っている。
アオジ0121_1.JPG
















何気に目線を落とすと、小山の中腹に3羽のアオジ。
少しの間見ていたが、みなほとんど動かずこちらを警戒しているのか。
てっぺんと中腹のアオジたちの関係は?
皆メスのようだが、家族か仲間かはてさて・・・。アオジ0121-1_1.JPG

















2013年1月21日 埼玉県中央部の公園
スズメ目 ホオジロ科 アオジ        EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


鳥見② じっくりとハクセキレイ [鳥]

餌が少なくなる冬の時期、コンビニの駐車場や人家の近くでもよく見かける「ハクセキレイ」。
ちょこまか動いてスーッと小走りに駆ける姿は愛らしく、個人的には好きな身近な鳥No1だ。

この日は珍しく、湿地の枝にとまってじっとしているのを見つけた。
顔を傾けてこちらを見るしぐさに、萌~である。
ハクセキレイ0121_1.JPG

















見ていると突然、空を見上げた。
鳥たちが上空を見上げる時、空に猛禽が舞っていることが多いがこの時は何も飛んでいなかった。
ただ、何か気になるものがあったに違いない。
ハクセキレイ0121-1_1.JPG

















今度は右の翼と足を伸ばしてストレッチか体操か?
続いて左もやるかと思ったが、やらなかった。
ハクセキレイ0121-2_1.JPG

















次は頭を掻き始めた。
これは左右両方まんべんなく!
ハクセキレイ0121-3_1.JPG

















最後に頭を180℃か・い・て・ん。
これが何を意味するのか、考えてもさっぱり分からなかった。
ハクセキレイ0121-4_1.JPG

















この意味不明なポーズの後、湿地へ降り土の中からミミズなどを捕まえてお食事タイム。
近くでじっくり観察すると、理解できる仕草や全く分からない行動まで見ていて飽きることなくあっという間に時間が過ぎてしまった。
珍しい冬鳥を見るのもよいが、鳥たちが身近に見られる今、ポピュラーな種をよ~く観察するのもこれはこれで面白いものだ!
ハクセキレイ0121-5_1.JPG
















2013年1月21日 埼玉県(中央部の公園)
セキレイ科 ハクセキレイ   EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


鳥見① ジョウビタキ [鳥]

今日は、ある目的のためにプチ遠征、埼玉県中央部の公園に行ってきた。
ここは色々な冬鳥が訪れ、バーダーで賑わうところだが、今日はセンターが休館という事もあるのだろうか?
比較的人が少なかった。
今の時期、人に慣れてきた野鳥たちを目の前で見られるのが嬉しい。

刈り取られたヨシ原で一番に出迎えてくれたのは、「ジョウビタキ」のオスだった。
ジョウビタキは、モンゴル、中国西部からウスリー、サハリンなどで繁殖し、冬に日本各地に渡ってくる冬鳥。
林縁や開けた場所を好み、ヒーヒー、カッカッという鳴き声を頼りに探すと見つけやすい。
オスメス共に翅に白斑があり、オスの頭は、灰色の帽子か白髪か。

切り株と地面を行き来して、何かを啄んでいた。
近づこうとするとさっと飛んでなかなか神経質。
ジョウビ0121-3_1.JPG

















こちらは少し離れたところにいた別のオス。
サービス精神旺盛?で全く人を恐れず、向こうから近くへ寄ってきてくれた。
個体によって、人との距離は様々だ。
首をかしげる仕草が可愛い。
ジョウビ0121-1_1.JPG
















ジョウビ0121_1_1.JPG
















すぐ隣にはメスがいて、目の前でおすまし。
オスに比べると、地味だが愛嬌で勝負!
ジョウビメス0121_1.JPG

















帰りに狭山丘陵に寄ってみたら、ここにもジョウビタキのオス。
夕日が体のオレンジをさらに濃い色に染めていた。
ジョウビ0121-2_1.JPG
















2013年1月21日 埼玉県
スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ  EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


ハリスホーク [鳥]

久しぶりに丘陵の小高い丘に行ってみたら、ベンチにタカと一緒に座っている方がいた。
初めて見るタカだ。
なんていうタカですかと尋ねると、アメリカの「ハリスホーク」というそうだ。
調べると和名「モモアカノスリ」。
ハリスホーク0112_1.JPG
















ペットかと思いきや、鷹狩りをしているとのこと。
獲物は、キジやコジュケイで公園や墓地、自然保護区外で行っているらしい。
鷹狩では入門種で、扱いやすく病気にも強いらしい。
鷹の仲間を近くで見たことがなかったが、鋭い眼光に大きく曲がった嘴、鋭い爪はやはりかっこいい!
ハリスホーク0112-1_1.JPG
















放すと遠くの木まで飛んで行くが、肉を見せて呼ぶと戻ってくる。
ハリスホーク0112-4_1.JPG
















ハリスホーク_1.JPG

















肉のついたキジの足に喰らいついていた。
狭山丘陵のオオタカの話を伺うと、以前はたくさん営巣していたがここ数年すっかり数が減っている。
原因は、以前餌となっていた伝書鳩を飼っている人が減ったからだそうだ。
オオタカも鷹狩りに使われるが、神経質でストレスで病気になりやすく扱いにくいとのこと。
今日は、タカを間近で見てそのカッコ良さを実感した!
ハリスホーク0112-2_1.JPG
















2013年1月12日 埼玉県
タカ目 タカ科 モモアカノスリ(ハリスホーク)

CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


今日は鳥見 [鳥]

ここ数日寒い日が続いているが、今朝はまた一段と寒かった。
これぞ冬!という肌を突き刺すような空気が風の後押しでたまらない。
夏の生まれで暑さにはそこそこだが、冬の寒さにはめっぽう弱い。
とはいえ貴重な休みだったので、出かけた。

今日のターゲットをいくつか定めていたが、歩き出すとヒーヒーという声が前方から聞こえてきた。
声の主は、木柵の上にいた。
ルリビタキ1227_1.JPG

















鮮やかなブルーの「ルリビタキ」のオスで、この谷戸になわばりを張っているようだ。
レンズを望遠に付け替えて、少しづつ近寄った。
望遠と言っても280mm+エクステンダー×1.4なのでかなり寄らなければ大写しにはできない。
元来、虫を撮っているので、普段長いレンズは使用しないのだ。
ルリビタキ1227-1_1.JPG

















山から下りてここにきて、警戒心も多少は薄れただろうが寄れば遠ざかりの繰り返しでなかなかこちらが望む距離には寄らせてくれない。
ルリビタキ1227-2_1.JPG

















谷戸を挟んだ反対側の園路でもヒーヒーという声が聞かれ、行ってみるとそこにいたのは「ジョウビタキ」のメス。
どうやらこの場所を取り合っているのか、お互い牽制しあいながら相手がいない時を見計らって利用しているようだ。
ジョウビタキ1227-1_1.JPG

















ムラサキシキブの枝にとまっていて、よくこんな細い枝にとまるなぁと感心していると、
実を啄んだ。
ジョウビタキ1227-2_1.JPG

















すぐ近くにあるヌルデの枝にはモズのメスがいた。
モズ1227_1_1.JPG

















この実はルリビタキやジョウビタキも餌としておりウソなども好んで食べているが、モズが食べるのを
初めて見た。冬の食べ物が少ない時期に、色々な鳥たちの食料になっている彼らにとっては無くて
はならない木なのだろう。
今日は虫もいく種か見ることができたが、鳥を撮る時間が多かった。
他にアオジ、ウソ、カシラダカ、ノスリなども見られたが、撮影できなかった。
今日の虫は次回以降に。
モズ1227-1_1_1.JPG

















2012年12月27日 東京都
スズメ目 ヒタキ科 ルリビタキ
             ジョウビタキ
      モズ科  モズ               
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


ウソが来た! [鳥]

昨日は、持って出るカメラ2台100mmマクロと魚眼を選択して出かけた。
このところマクロと望遠ズームを持って行っていたのだが、今日は魚眼を選んだ。
やはりそれが選択ミスだった。
谷戸であかねさんご夫妻と出会い話をしていると、ご主人のウソがいるとの声にその先を見ると、5羽ほどのウソが柳の枝に絡まったカナムグラの実を啄んでいた。
とりあえず証拠写真として100mmマクロで撮ってみた。
首回りの赤いオスのウソ。
ウソ1108_1.JPG

















こちらは首回りが褐色のメス。(*ちょっと赤みがあるので若いオスかも・・)
今年は冬鳥の飛来が例年より早いとの情報もあり、山に餌がないのではとの意見も上がっている。
今日このほかに、シジュウカラ、ヒヨドリ、モズ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、ホオジロ、アオジ、ツグミ、ノスリ、ルリビタキ、ジョウビタキなどの姿と声を確認した。別の場所では、マヒワの目撃情報紋もあり、こんな時に望遠を持ち合わせていないのはとても残念だがしょうがない。

ウソメス1108-1_1.JPG

















2012年11月8日 東京都
スズメ目 アトリ科 ウソ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /トリミング

ようやく見つけたアオバズク [鳥]

毎年、初夏の頃から我が家の周りにアオバズクがやって来て、ホッホー・ホッホーと鳴く。
樹洞のある大木で繁殖し、冬にはまた帰っていくフクロウの仲間の夏鳥だ。

うちのすぐ近くに放置された屋敷林があり、色々な野鳥が利用していた。
恐らくアオバズクも利用していたに違いないが、昨年バッサリ切られ駐車場になってしまった。
そのせいで今年は来ないかなと思っていたが、声を聞けてほっとしていたのだった。
この夏近くの神社で確認されそこで繁殖かと思われたが、樹洞のある木は見当たらない。
どこかで繁殖しているのに違いないと思うのだが・・・。

これまで鳴き声聞くと探しに出かけたのだが、夜道人の目もあり見つけられずにいた。
今日もまた鳴き声が聞こえたため、探しに出かけようやくその姿を電線で見つけた。
少し遠く暗いのでピント合わせが難しく、何とか見られるものが数枚撮れた。
ストロボ光で目が赤く光っていた。
アオバズク0911_1.JPG

















家に戻って撮った写真を見ていると、さらに大きな声が聞こえてきた。
移動して近くに移ったかと玄関を出ると、何と目の前の電線にとまって鳴いていたのだった。
これだけ近くで見たのは初めてで、ちょっと興奮!
だが後ろを向いたままなかなか前を向いてくれない。
アオバズク5-0911_1.JPG

















少ししてようやくこちらを向いてくれた。
右目はやはり赤く光っているが、左目は元来の黄色が少し見える。
アオバズク4-0911_1.JPG

















こんな機会は次いつあるかわからないのでじっくり観察と思ったが、いかんせん暗くシルエットだけ。
手持ちの図鑑ではキジバトよりやや小型と書かれているが、大きいように思えた。
数枚撮っていると、ストロボ光を嫌ったようでサッと神社の方角へ飛んで行ってしまった。
我が家から狭山丘陵までそんなに遠くはないので丘陵に繁殖地があるならばそれほど心配はいらないだろうが、繁殖できる大木がなくなればここで姿を見ることができなくなる。

現在市街地に残る林は、地主の方や周囲の住民にとってさまざまな問題を多く抱えているが、私たちも含めたそこを利用している生きものたちのために保存していけるといいのだが。
これからもホッホー・ホッホーという声を聞くことができるか?
毎年ドキドキである。
アオバズク3-0911_1.JPG

















2012年9月11日 埼玉県
フクロウ目 フクロウ科 アオバズク(埼玉県 地帯別危惧種、東京都 絶滅危惧ⅠB類)
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ+430EXⅡ


海辺のトビ [鳥]

城ケ島に行ったときに海岸線でトビが群れて飛んでいた。
まず、丘陵ではこれほどこの鳥を近くで見ることは無い。
三味線のバチのような尾翼と翼の両側の白斑が特徴だ。
トビ3-0731_1.JPG

















猛禽類と呼ばれる仲間では昔から人になじみの深い鳥で、ことわざや歌にしばしば登場してきた。
ピーヒョロロロ♪という鳴き声もお馴染みだろう。
獰猛そうな印象だが、以外に主食はカエルやトカゲ、ヘビ、魚、死骸や小さな昆虫などだ。
オオタカやツミなど他の猛禽類と比べて足で掴む力が弱いため、小鳥や大きな獲物を捕ることができないようだ。
トビ0731_1.JPG
















風に乗って悠々と飛んでいるその姿は凛々しくもあり頼もしい。
トビ1-0731_1.JPG
















飛行機とのツーショット。
トビを見たけりゃ海岸へ!と言われるのも納得である。
トビ2-0731_1.JPG

















2012年7月31日 神奈川県
タカ目 タカ科 トビ
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

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