宮崎県 初見の虫たち [虫]
夏休みに宮崎に行ってきた。
霧島山が美しく、ウスバキトンボの群れが初秋を感じさせる。
こちらではほぼ見ごろを終えた「キツネノカミソリ」がきれいに咲いていた。
木漏れ日の林縁で咲くことが多いが、明るい草原で見られたのは意外だった。
コフキコガネはよく見るが、ここでは「サツマコフキコガネ」だそうだ。
図鑑では「頭楯は前方に向かい狭くなる」とあるが、私には識別は難しい。
かなりの数が散見され、クヌギの葉を食べていた。
動物に例えれば、シカ 角はないが個人的には何かヘラジカっぽい印象だ。
元来南方系で、温暖化の影響で関東にも進出していると言われる「ムラサキツバメ」。
薄暗い灌木で多くの個体を見ることができた。
道路脇の低木で見つけた直翅類。
おぉっ、褐色のアオマツムシ?
新発見かと思ったが、残念「マツムシモドキ」だそうだ。
図鑑では見ていたが、生息域が静岡県以西なので関東では実際見たことがなかった。
オスは鳴かず、タッピングでメスと交信するらしい。
この個体は、産卵管を確認したのでメスだ。
マツムシに似ていることもないが、モドキとはやはりかわいそうだ。
モドキと名に付く虫を見ると、安易に名付けずに何か他になかったのかと憤りを感じる。
アオマツムシは、この地域には以前はいなかったが、数年前から声が聞かれるようになったそうだ。
それにしても色は違えど、アオマツと似ている・・・・と思いませんか?
2014年8月23-24日 宮崎県 三股町
ユリ目ヒガンバナ科 ヒガンバナ
コウチュウ目コガネムシ科 サツマコフキコガネ
チョウ目シジミチョウ科 ムラサキツバメ
バッタ目マツムシ科 マツムシモドキ
CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X 、EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM
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