丘陵で美しさでは一番のカミキリムシだが・・・! [甲虫]
美しさとは何か?
色々な尺度と好みがあるが、あくまで個人的に美しいと思うのがこの種。
以前は見られなかったはずだが、数年前から見られるようになった「ルリボシカミキリ」。
どこからやってきて定着したのか?山地性のカミキリだと思っていたのだが・・・。
同じような空色のカミキリでパンダカミキリことラミーカミキリも近頃頻繁に見られている。
放虫なのか自然発生なのかわからない!
以前勤めていた公園では、荒川に面しているのでルリボシは川伝いにやって来たのではないかと言われていたが、
ここではそういう起因はない。
外部から持ち込まれた材についていたか、自力で飛んできたのか、人為的に持ち込まれたか。
今までいなかった種が見られることは注目に値するが、温暖化であろうが人為的であろうが、元来そこに根付いている生態系に脅威を与えることは否めない。
アカボシゴマダラに象徴されるように、人が関与した生き物がそこに息づくのは、見るものとしてはありがたいしそれはその生き物の生命力なのでいいんじゃないかという意見もある。
しかしそれを許してしまえば人のエゴも含めて何でもありになってしまう。
見たければ本来いるべきところへ見に行けばいいのである!
人が関与して生息域を拡大したのなら、それに歯止めをかけるのが人の責任というものではないだろうか。
この点色々な考えがあるが、私はそう思う。
2014年7月21日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ルリボシカミキリ CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
Hirokouさん こんばんは
樹液に来ているシーンは貴重だと思います。
私もちょうど今年、やっとまともに写しました。
ウスバカミキリ:オスも日曜に撮っています^^。
私の地元は1980年代に秩父由来の流木から発生
したのが桑の枯れ木に産卵して徐々に定着したのが
ルーツと推測しています。低地の暑さに耐える力が
あったということですね。
利根川流域でも目撃したので、やはり流下と推測が
できます。あとは飛翔して拡散したと私は見ています。
雌雄をわざわざ繁殖可能な状態で放虫するのは面倒
なので、人為的は仮にあったとしても一部と思われます。
但し業者など大規模繁殖させたものを捨てればありうる
かもしれません。
自力で北進したツマグロヒョウモンやナガサキアゲハは
逆に考えれば環境が適した状態になったと言えます。
そして元に戻せないでしょうが、環境が元居た種が住め
なくなっていることが私は一番問題だと思っています。
それを何とも思わなくなった社会全体も含めて。
外来種の駆除はできますが、元来種の復活は環境が
喪失しているのでできません。
by つばさ2号 (2014-07-22 17:54)
つばさ2号さん 詳細なコメントありがとうございます!
数年前にキリギリスが放虫され定着しかけているなど、気になることがありつい疑いの目を持ってしまいます。
色々な方のご意見から、自然生息域拡大と考えてよいようですね。
そこで絶滅した種は、もし環境が戻ったとしても一部の植物のように埋土種子で復活するわけでもなく、もう二度と戻らないのでしょうね。
そうならないように環境破壊や維持に努めなければならない、自分のやれることをやるしかないですね!
by hirokou (2014-07-23 21:12)
いやいや狭山丘陵でルリボシですか!
信じられませんね・・・。
昔はいませんでしたよね!
by 愛野緑 (2014-07-23 22:57)
愛野緑さん コメントありございます。
昔はきっといなかったのでしょうね!
ラミーカミキリも含めて、生息域を拡大しているようです!
by hirokou (2014-07-23 23:13)