ツツハムシ [甲虫]
甲虫の中でも種が多い仲間にハムシ科がある。
1983年に発行された手持ちの図鑑に、日本に約500種とあるが今ではもっと増えているに違いない。
例外はあるものの、名前の通り幼虫はほとんどが植物食で農作物の害虫も多い。
似ているものも多く、同定に苦しむのであまり撮りたくない種ではあるがそうもいくまい。
ハムシ科の中のツツハムシ亜科も似たものが多い。
コナラやウワミズザクラに集まる「ヨツモンクロツツハムシ」。
筒のような体に、黒地にオレンジの紋が特徴。
一方こちらは、オレンジ色の体に黒い紋の「クロボシツツハムシ」。
クヌギ、クリ、ハンノキなどに集まる。
同じ配色で、紋の位置や数が異なるものにヤツボシ、コヤツボシ、クロオビなどがいてなかなか覚えられないでいる。
これらは、敵に襲われたときに異臭と苦みのある液体を出すテントウムシに擬態していると言われている。
自分に毒はないが、あるものに似せる擬態をベイツ型擬態というがその代表種たちだ。
確かに虫に詳しくない人に、テントウムシといっても通じるだろうなぁ!
2014年4月29日、5月4日 東京都
コウチュウ目ハムシ科 ヨツモンクロツツハムシ、クロボシツツハムシ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
2014-05-07 00:01
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コメント(2)
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今日は久しぶりにお会いすることができて嬉しかったです。またいろいろ教えていただきありがとうございました。
帰宅後ブログを拝見したところ、掲載されている写真でまたまた教えていただきました。未同定だったハムシがヨツボシモンクロツツハムシと分かったのです。(先ほどブログに私の写真を掲載しましたが、同じ種類のハムシだと思います)
またどこかでお会いできればと思います。
by 不思議観察メモ (2014-05-07 19:43)
不思議観察メモさん コメントありがとうございました。
本当に久しぶりで懐かしかったです!
先日、O氏から緑森で活躍されていると聞いたところでしたので、なおさらでした。
ツツハムシの仲間は、カラーリングは異なりますが似た種が多く名前がこんがらがってなかなか覚えられません。
今後は丘陵に足を運ぶ機会が増えると思いますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
by hirokou (2014-05-07 21:38)