久しぶりのウバタマムシの体当たり [甲虫]
ここ数年タマムシが産卵に訪れる谷戸へ行ってみた。
やはり材が古くなったからか、一頭も見ることはできなかった。
その場を去ろうとした時に、耳元でブーンという凄い羽音とともに何かが頭にあたって足元に落ちた。
とにかくびっくりして足元を見たところ、おぉっ久しぶりにお前か!というご対面だった。
触角や足を引っ込めて死んだふり。
ここ2年、こういう出会いはなかったが、2008年、2009年と尾根道などで体当たりをされたのだったのだ。
園路上でずっと死んだふりも危ないので、園路際の杭の上に避難させたが相変わらず微動だにしない。
いったいいつまでこのままでいるのだろうか?
一見地味だが、よく見るとさすが玉虫の仲間だけあって光の当たり具合で美しい!
幼虫の食樹は松類の枯れ木で、松が減っていく中その存在が危ぶまれる。
およそ20分近く経ってようやく触角を持ち上げた。
それでも動かず、これ以上待つことは出来ないのでその場を後にした。
2012年6月29日 東京都
鞘羽目 タマムシ科 ウバタマムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2012-06-29 21:15
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ウバタマムシは私が小学生の頃
通学路の途中で時々出逢う身近
な甲虫でした。
この渋めの模様が当時から大好き
です。
by ヒメオオ (2012-07-01 12:26)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
昔は、身近で見られる虫だったんですね。
今では、なかなか見られなくなってしまいました。
埼玉県では準絶滅危惧種に指定されています。
by hirokou (2012-07-02 18:22)