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雪の日はどうしてる? [自然]

雪が降る寒い日に越冬中の虫たちはどうしているのか?
観察している虫たちを探してみた。
フユシャクがよくいるシデを見ると、雪のあたらない幹のくぼみにいたのが「ナミスジフユナミシャク」のメス。
幹に沿って流れ落ちる雨水を避けるように、長い脚で蜘蛛の糸や幹で体を固定していた。
namisuji0120_1.JPG




 














そのすぐ横には、「エサキモンキツノカメムシ」が2頭。
身を寄せ合って寒さをしのいでいるように見えた。
成虫越冬で、木の根元の落ち葉をめくるとよく見つかるがここはまともに雨風が当たるので厳しい環境だ。
早く落ち葉に潜り込んで!と思わずにはいられない。
easakimonkitsunokame0120_1.JPG


















先日教えていただいた越冬中の「ウラギンシジミ」はどうしているだろうか?
向かう雪道、長靴での落ち葉の上はつるつるで、注意をしていたものの足元が滑り転びそうになるも何とか手をついてこらえ事なきを得た。
その場所について探すと、2頭いたうちの1頭は姿を消していた。別の場所へ移ったのだろうか?寒さに耐えられなかったのだろうか?
uraginshijimi0120_1.JPG
















最後に「キノカワガ」はまだいるかと探してみた。
こちらも1頭は見当たらなかったが、もう1頭はほぼ同じ場所で幹から流れ落ちる雨水を頭から受けながらも頑張っていた。私たちにはお湿りのありがたい雪だが、虫たちにとっては命を脅かす雪なのかもしれない。
kinokawaga0120_1.JPG

 

 

 

 

 







2012年1月20日 東京都
鱗翅目 シャクガ科 ナミスジフユナミシャク
半翅目 ツノカメムシ科 エサキモンキツノカメムシ
鱗翅目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ
      コブガ科 キノカワガ             
RICOH  CX5, CANON  EOS40D,SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO


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コメント 2

ヒメオオ

ナミスジフユナミシャク♀の脚結構長いですね!良くこの手の小さい蟲見つけられますね!
キノカワガはその年により好む樹が決まっているのでしょうか?良く同じ木に止まっているように思います。
by ヒメオオ (2012-01-21 19:54) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
フユシャクの足は本当に長いですね!
まるでガガンボのようです。
キノカワガは、越冬に入るとほとんどその場所を動きませんので一冬同じ木にいる場合が多いですね。また毎年同じ木かその周辺の木で見つかります。理由はわかりませんが不思議です。
by hirokou (2012-01-22 02:30) 

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