クロオビフユナミシャクのメス [チョウ・ガ]
フユシャクの仲間のメスは、長い進化の過程で冬に現れることを選択し産卵に特化した体になった。
その特徴の一つが翅だ。
冬は天敵が少ないため、飛ぶエネルギーを産卵に使うため、翅は表面積が大きく体温を奪うため小さくしたり無くしたりして寒い冬に対応したなどいくつかの説がある。どれも理にかなって正しいのかもしれない。
初冬に現れるクロスジフユエダシャクは小さな蝶ネクタイ、チャバネフユエダシャクは翅がない、ナミシャクの仲間はそんな中でも大きめの翅をもつ。
谷戸を歩いていて、柵のロープで翅の大きなフユシャクのメスを見つけた。
「クロオビフユナミシャク」のメスではないかと思う。
イチモジフユナミシャクの黒色型かとも思ったが、クロオビでよいような感じ。
この中途半端な翅の大きさは何でなのだろう。
まだ、進化の途中なのだろうか?
2011年12月19日 東京都
鱗翅目 シャクガ科 クロオビフユナミシャク CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2011-12-19 23:28
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コメント(2)
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柵のロープに擬態していて、このフユシャクの♀も見つけにくそうですね!
by ヒメオオ (2011-12-24 20:17)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
このフユシャク、うっかり通り過ぎるところでした。
たまたま目を向けたところにいたという感じです。
目を皿のようにして探しているときには、なかなか見つからないものですね。
by hirokou (2011-12-26 21:39)