飲み込めるのか? [両生類・爬虫類]
田んぼの脇のクワの花が満開だ。
満開と言っても桜のように花見をする華やかさはないが、花の後の甘~い実がとても楽しみだ。
足元でガサガサと音がした。
何がいるのだろうと音の元をたどると、ちょっとビックリ。
そこにいたのは、ニホンアカガエルにかぶりついている「ヤマカガシ」だった。
カエルが好物のヤマカガシは水辺でよく見られ、赤や黄色の派手な色合いだ。
身近に見られるヘビだが、毒蛇で奥歯から出血性の毒、頸部から別種の毒を出す。
頸部から出す毒は、餌であるヒキガエルの持つ毒を貯めているといわれている。
こちらに気づいてカエルを咥えたまま後ずさりするが、カエルが草に引っ掛かり思うように逃げられない。それでも放さず踏ん張って藪の奥に消えていった。
それにしてもこんな大きな獲物を飲み込めるのか?
そのシーンを是非見てみたいものだ。
2011年5月2日 埼玉県
有鱗目ナミヘビ科 ヤマカガシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
2011-05-09 22:44
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え??ヒキガエルって毒持ってるんですか?
by タケタケ (2011-05-15 08:02)
タケタケさん コメントありがとうございます。
そうなんですヨ!
耳の後ろにある耳腺から白いブフォトキシンという毒を出すようです。
実は僕もこの毒を出すところを見た事はありません。また別の毒を体表から出すともいわれています。武器のないカエルにとっては、身を守る術なのですね。アマガエルにも毒がある事がわかっています。触ったら・・・?必ず手を洗ってくださいね(^.^)
by hirokou (2011-05-16 21:34)