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フユシャクの季節 [チョウ・ガ]

ここ数日、里山の雑木林は一年で一番カラフルで見応えがあるのではないだろうか!
足元にはたくさんの落ち葉が降り注ぎ、歩くとシャカシャカ♪と心地よい音を立て、目でも耳でも楽しめる。
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さらに林縁では、たくさんの白っぽい蛾がひらひらと舞いだした。
歩くたびに、落ち葉から飛び立って、個人的には初冬の風物詩となっている。
蛾の中でも、冬にのみ現れるシャクガの仲間の「クロスジフユエダシャク」。
kurosujihuyuedasyaku1127.JPG
















フユシャクと言われる蛾の一種で、最も早く出現しほとんどが夜行性なのにこの蛾は昼に活動する。
この仲間のメスの翅は退化し、無いかあっても小さく飛ぶ事はできない。
お尻の先からフェロモンを出して、オスを呼び寄せる。
フユシャクは、冬の雑木林の観察ターゲット。これから色々な種が現れて楽しみだ。
kurosujihuyuedasyaku1-1127.JPG

















2010年11月27日 東京都
 鱗翅目 シャクガ科 クロスジフユエダシャク   CANON EOS40D,SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

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コメント 4

柚子

昨日、この蛾によく似た蛾を見つけました。
これもフユシャクの仲間だったのですね。
フユシャクのメスのことを思うと暗い気持ちになるけど、
不思議な魅力を感じているのも確かです。
これからが楽しみですね。
by 柚子 (2010-11-28 07:51) 

ヒメオオ

フユシャクの仲間の交尾シーンは、♀が無翅だけにとても感動的だと思います。夜も、寒さも苦手で、さらに根気も無く、目も悪いのでそう簡単にはいかないでしょうが、何時かその場面に出会いたいです。
by ヒメオオ (2010-11-28 14:40) 

hirokou

柚子さん、niceとコメントありがとうございます。
フユシャクの仲間が、何故ほとんどの虫がいなくなったり冬越しをしている季節を活動時期に選んだのか、本当に不思議です。いろいろな説がありますが、捕食者が最も少ない季節というのが最もらしいのではと思っています。なのでメスは翅を退化させる事が出来たのかもしれませんね。
by hirokou (2010-11-29 01:14) 

hirokou

ヒメオオさん、コメントありがとうございます。
私も寒いのは苦手なので、フユシャクが活動する夜の観察はなかなか出来ません。クロスジは昼行性なので、観察にはもってこいです。やみくもにメスを探しても見つかるものではないので、飛んでいるオスの後を追っかけるのが、交尾シーンを見られる近道だと思います!
by hirokou (2010-11-29 01:18) 

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