天気が良いと日向ぼっこ [チョウ・ガ]
曇っていると、チョウやトンボも全く姿が見られない。
しかし、晴れた日にはどこにこんなにいたのかと思うほど、たくさんの虫たちを見る事が出来る。
この日も朝から良い天気。
植え込みの杭にとまって、翅を開いていたのは「アカタテハ」。
このチョウの幼虫の食草はイラクサ科の仲間で、この夏もカラムシで幼虫を確認していたがいつの間にかいなくなって、蛹を見る事も出来なかった。
成虫を見るのも久しぶり、今年は数回ほどだ。
暖かい日差しに翅を開いていたが、残念ながら位置的に翅表を撮影するのが難しい。
そうこうしているうちに飛び上がり、梢の葉にとまった。
ようやく、僅かだが開いた翅表を撮る事が出来た。
林縁の湿地では、「ムラサキツバメ」がいた。
ここで見るのは初めてで、周りに食樹のマテバシイは見当たらない。
どこから来たのだろうか?知らないだけで近くにマテバシイがあるのだろうか?
ムラサキシジミとともにとても敏感で、近づくとすぐに飛んでしまう。
この日は望遠ズームを持っていたので、何とか撮る事ができた。
ここにいるならと、マテバシイのある公園に行ってみた。
探すもなかなか見つからず、日当たりの良いアラカシでようやくの一頭。
距離があるうえ逆光状態の位置だったため、翅を開いてくれたもののここでも翅表を撮る事はできなかった。この数ならやはり集団越冬を見る事は難しいだろうなぁ。
どのチョウも、思うように撮らせてくれないところが何とも歯がゆい。
2010年11月3日 東京都
鱗翅目 タテハチョウ科 アカタテハ
鱗翅目 シジミチョウ科 ムラサキツバメ
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
アカタテハの蛹と幼虫は、10月中旬に北本自然観察公園で撮影しているので成虫とセットでブログにアップしようと狙っていますが、今秋まだアカタテハをカメラに綺麗に取り込んでいないので貯金状態です。
ムラサキツバメは昨秋、今夏、狭山丘陵で観察していますが、望遠レンズが無かったので全く消化不良の気持ちです。この冬、湘南か千葉にプチ遠征して綺麗な開翅を接写したいです。
by ヒメオオ (2010-11-06 19:15)
ヒメオオさん アカタテハの幼虫、前蛹、成虫は見ていますが蛹は見る事が出来ませんでした。成虫はまだチャンスがありますので頑張ってください!
ムラサキツバメはシジミと共にとても敏感で、マクロでは今まで惨敗です。ムラツの開翅、期待しています!!
by hirokou (2010-11-06 22:27)