真冬のモンキチョウ [チョウ・ガ]
北風の強い一日だったが、風がないと汗ばむような日差しで暖かい。
風が遮られた一角で、ホトケノザがかたまって咲いていた。
近くでは、タンポポで吸蜜する「モンキチョウ」を見つけた。
モンキチョウは古くからオツネンチョウと呼ばれてきたらしいが、これは誤りで、越冬態は幼虫のようだ。
しかし今の時期見られるのは、どういうことなのだろうか?
あたりを見渡すと、数匹が飛んでいた。
翅の色の黄色い♂が多い中、一頭だけ白い♀がいた。
とまるのを待って、そっと近寄るが敏感ですぐに飛んでしまう。
斜面をあがったり降りたりしながらようやく撮影できた。
数枚撮影すると、また飛び立って、かなり離れた斜面にとまった。
すると近くを飛んでいた♂が寄って来て、あっという間に交尾成立。
とにかく敏感で、交尾をしてもすぐに飛んで行ってしまう。
種の飛んだススキの穂に移動。
いくら暖かいとはいえ、まだ1月の終わり。
交尾までしてしまうとは・・・。
このカップルには早くも春が訪れたようだ!!
2010-01-26 18:47
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モンキチョウの1月の初観察だけでも驚きなのに
既に交尾成立ですか!
やはり地球温暖化進んでいるのでしょうか?
by ヒメオオ (2010-01-26 21:27)
1月のモンキチョウは本当に早いですね。しかも複数頭..更には交尾まで。。この交尾の写真は記録としても作品としても凄いです。ススキの穂で逆光で素晴らしいと思いました。
by clossiana (2010-01-27 07:24)
もうモンキチョウ、しかも雌も発生しているんですね。
雄の翅は破損しているようだから、何日か前に出てきているんですね。
今年はやっぱり暖冬なんでしょうか。
これは私の近くの川原でもそろそろ出てくる頃ですね。
by ダンダラ (2010-01-27 12:35)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
昨年は2月17日に撮影していましたので、私の観察としてはかなり早いですね。
このところの日本海側の大雪などもあり、やはり異常気象が生き物に何らか影響しているのでしょうね。
by hirokou (2010-01-27 19:08)
clossianaさん ありがとうございます。
オスを追いかけていたら、偶然いたメスのところにとまって交尾に至り、ラッキーでした。種のわずかに残ったススキの穂は季節も表現できたかなと思っています。
by hirokou (2010-01-27 19:16)
ダンダラさん コメントありがとうございます。
数頭飛んでいる中で、この個体のみ翅が破損していました。ジョウビタキが縄張りをはっているのでやられたのでしょうか?
今シーズンは、冬鳥の飛来や梅の開花などを見ても、みな早くなっているように思います。そちらでももう飛んでいるかもしれませんね!
by hirokou (2010-01-27 19:20)
すごいなあ。写真も素晴らしい!
いろいろおもしろそうな情報を、ただ家で眺めております。
フィールドに出たいよう!
しばらくはカメラ持って歩くのも辛そうです。
by はっちい隊長 (2010-01-27 20:05)
はっちい隊長 コメントありがとうございます。
いやいや隊長 わざわざお越しいただき光栄です!
具合はいかがですか?今日、久保田さんからかなり悪いようだとお伺いして心配しております。くれぐれも無理せず、フィールドに出たい気持ちは痛いほどわかりますが、今回はじっくり治してください。
この記事の風の遮られた一角は、管理所前です(^.^)
一輪だけタンポポが咲いていて、そこがモンキのレストランになっているようです。オオイヌやホトケノザはおやつ程度でしょうか・・・。
by hirokou (2010-01-27 20:44)
もうモンキチョウですか。
banyanさんも既に撮影されていますが、成虫で越冬していたのでは?と考えてしまいます・・・。」
by 愛野緑 (2010-01-27 21:42)
愛野緑さん コメントありがとうございます。
banyanさんは、早くに撮影されていましたね。
幼虫越冬と言われていますが、今成虫ということは昨年中に蛹化していたということでしょう。
それともおっしゃるように成虫で越冬していたのでしょうか?
実際のところを知りたいですね。
by hirokou (2010-01-27 22:13)