枝先に注目して歩く [季節]
冬のこの時期、落葉樹はすっかり葉を落とし樹形が良くわかる。
樹勢が強いものはすっと枝を伸ばし、弱い者はそれを避けて陽の光が届くところに曲がりくねって枝を伸ばす。
木の根元に立って、見上げればそういったそれぞれの木の競争を見ることができておもしろい!
そうして木の枝や枝先を見ていると、色々なものが見つかるものだ。
クワの木で落ちずに残っている葉は、クワコの幼虫が葉を枝に縛ってそこでまゆを作ったもの。
容易に見つける事が出来る。
クワコは蛾の一種で、蚕の原種だ。
梅の枝先では、イラガのまゆ。
まゆの模様は人の指紋のように個体ごとに異なる。
撮影したり、スケッチしたりしてコレクションするのも面白い!
一方で、何やら変なものが・・・・・・。
モズのはやにえ。
左はヘビの子供?
右はミミズだ。
梅の蕾も膨らんで、今にも開花しそうな蕾もあった。
春が待ち遠しい!!
甘い香りに誘われて、たどり着いたのは蝋梅。
黄色い花が間もなく満開に。
高い梢には、金色のオブジェ、ヤマノイモの実。
すでに種は飛んで落ちただろうが、鞘だけは残っていた。
栗の木にも残っている葉があった。
良く見ると、葉の裏側にはあみあみのまゆ。
クスサンのまゆ スカシダワラだ。
秋に羽化するので、今の時期のものは成虫が出た後の抜け殻。
葉の落ちた真冬の雑木林も、意外と楽しい・・・・!
2010-01-12 19:24
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コメント(2)
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冬の雑木林はいろいろ楽しめますね。
イラガの繭は個性的なのですね。子供の頃、幼虫に刺されたのを思い出してなんだか近寄りがたいです。あの強烈な痛さは今でも忘れません。
by mtana2 (2010-01-13 23:18)
mtana2さん コメントありがとうございます。
イラガには刺されたことがありませんが、経験された方はみなそうおっしゃりますね。幼虫は一見きれいなのでついついという気になりますよね。
by hirokou (2010-01-15 22:13)