天蚕の繭 [チョウ・ガ]
今日も寒かったが、それなりの防寒をして出掛けたので昨日よりはましだった。
林縁の枝に白いぼんぼりがたくさんついていた。
「コウヤボウキ」の綿毛。
質素なクリスマスツリーの飾り(^.^)
歩きながら、ふと上を見上げると赤い実がたくさんあった。
「ゴンズイ」の実だ。
いつも歩いているのだが、なぜか今まで気付かなかった。
落ちずによくまだ残っているものだと感心。
こちらは少し賑やかなツリーの飾りになりそうだ。
雑木林で、天蚕(てんさん)の繭を見つけた。
繭のついていたクヌギの枝が落ちて、低木の枝に引っ掛かっていたのだ。
天蚕とはヤママユガ科の「ヤママユ」のこと。
年1回8~10月頃に現れ、卵で越冬する大型の蛾。
今の時期の繭は、羽化した後の空のもの。
この繭から取れる糸は天蚕糸と呼ばれ、光沢があり、太く、伸度が大きく、織物にして丈夫でしわにならず、暖かくて手触りも良いなどの優れた特徴があり、繊維のダイヤモンドにもたとえられて珍重されている。一つの繭から、天蚕糸が600~700m程取れる。
黄緑色の綺麗な繭だ。
繭はこの時期良く見られるが、残念ながら成虫は今年も見る事が出来なかった。
2009-12-18 19:52
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