マツの減少により減りつつあるヤニサシガメ [セミ・カメムシ]
雑木林のコナラの幹で「ヤニサシガメ」の幼虫を見つけた。
主にマツの樹上で生活し、小さな昆虫の体液を吸うカメムシの仲間。
すぐ隣にマツがあったので、そこから移ってきたのだろう。
名前の通り、体にヤニの粘着質をまとっていて触るとべたべたする。
マツのヤニを足で体に擦りつけている習性が確認されている。
マツにとっては、害虫のマツ毛虫などを食べてくれるありがたい存在だが、近年マツ枯れなどでマツが減りこの虫を見ることも以前に比べて減ってきたように思う。
ハエの仲間だろうか?口吻で刺してお食事中だった。
サシガメの仲間で良く見かけるのが、「ヨコズナサシガメ」(幼虫)だ。
中国、東南アジアからの帰化昆虫で、ケヤキやサクラ、コナラなど広葉樹で見られ生息域を拡大している。
今ではヤニサシガメより見る機会が圧倒的に多くなってしまった。
2009-12-10 19:14
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