ウマノスズクサの種 [植物]
谷戸もすっかり秋景色。
オギの穂が陽の光に輝いてきれいだ。
人の背の高さを超えるタカアザミも白い綿毛をつけていたが、中にはまだ花が咲いているものも。
湿地に咲いていたミゾソバやアキノウナギツカミの花も終わって茶色に染まり、今はひっそりとしている。
虫で見かけるのは、コバネイナゴばかりだが、ふと黄色い模様が目に止まった。
エサキモンキツノカメムシだ。
ハートと言うにはちょっとという模様の個体だが、久しぶりに成虫を見た気がする。
あのウマノスズクサの実はと、見に行ってみるとやはり茶色く変わっていた。
この実の中はいったいどうなっているのか?という好奇心がむくむくと湧き出てきて抑えきれず、つい実を割ってしまった。
中はこんな感じ。
小さな黒い種がたくさん整然と並んでいる。取り出すと不揃いの三角形。
その隣では、ガガイモの実が裂け、白い毛が風に靡いていた。
一面薄茶色の中で、オギやタカアザミ、ガガイモの白はとても目立って美しいアクセント!
これからの季節、ここの主役はアオジにホオジロ、カシラダカにベニマシコなどの鳥たちだ。
2009-11-11 21:18
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