ヒオドシチョウの幼虫たちはいずこへ? [チョウ・ガ]
この春は例年になくヒオドシチョウの姿が見られ、多くの方から今年は多いなぁという声も聞かれた。
4月の中旬、エノキの枝先にはたくさんの卵が産みつけられていた。
卵が孵化した4月の下旬には、あちこちのエノキの枝先に幼虫の塊が目に付いた。
産み付ける卵の数も多いため、生まれてくる幼虫の数も半端ではない。
エノキの葉を食べて育った終齢幼虫は蛹化場所を探しすため木を降りて歩き回る。
この時期、公園には来園者から「毛虫がたくさんいて気持ち悪い」、「毒はないのか?」といった問い合わせが来る。
知らない人にとっては、気味が悪い事この上ないだろう。
ここまで育ったヒオドシにとってもこの時が最も危険だろう。
今の時期、鳥たちは子育ての真っ最中で雛の餌探しに躍起になっている。
特に目に付くのが、ムクドリたち。嘴にたくさんのチョウやガの幼虫を咥えている姿を目にする。
これら敵の目から逃れたものが、前蛹に。
蛹になっても油断はできない。
見付けていた前蛹や蛹が数日後にはなくなっていることはよくあること。
幼虫がいた周辺で蛹を探して見たが、全く見つからなかった。
いったいどこへ行ったのだろうか?
外敵に襲われてしまったか。
あれだけたくさん産んだ卵から、どれだけがチョウとなって大空を舞うことが出来るのだろうか?
2014年4-5月 東京都
チョウ目 タテハチョウ科 ヒオドシチョウ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
こんにちは。
ヒオドシチョウ、今年はあちこちで前蛹や蛹の姿がたくさん見られたようです。
都内のある公園では、60個もの前蛹&蛹が二日間ですべてなくなってしまったそうです。
今年は主フィールドでも前蛹&蛹が見られたので、新鮮な成虫に出会えるのを期待していますが、はたして…。
by みき♂ (2014-05-21 01:44)
みき♂さん コメントありがとうございます。
都内の公園の60個の前蛹と蛹がなくなったのは、やはり鳥の仕業でしょうか?新成虫も例年よりは多く見られそうですが、真夏には姿を消してしまうので少しの間でしょうね。
by hirokou (2014-05-21 14:11)