ギュッと縮んだフユシャクのメス [チョウ・ガ]
久しぶりに夜のフユシャク観察に出かけてみた。
今日は風が強かったが、夜も変わらず北風が冷たかった。
近くの公園で、主にサクラの木を見て回ったがなかなか見つからず。
最近老眼がひどくなり、暗いうえに小さなものは見つけにくいので翅のあるオスをターゲットにしている。
サクラの古木を見ていると、小さな動くものがあった。
ウスバフユシャクのメスだろうか?
大きさは3mmほどで、動かないとまず見つけられない。
すでに産卵を終えたようで、卵の入っていたお腹は縮んで短くなり足が異様に長く見える。
産んだ卵にお尻の毛を抜いて覆ってカモフラージュにするので、すっかり毛がなくなっている。
フユシャクガを知らない人は、このちんちくりんな生きものはいったい何?と思うだろう。
というか、冬の夜活動するこの蛾の存在に出会える人はきっと少ないのだろうなぁ。
2013年2月8日 東京都
鱗翅目 シャクガ科 ウスバフユシャク? CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
2013-02-08 22:04
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産卵後の冬尺蛾♀を今年は数頭観察しましたが、
この子は産みつくしたように腹部の凹みが激しい
ですね!
お尻の毛を使った卵へのカモフラージュといい彼らも
子孫を残すのは大変なんだと思いました。
by ヒメオオ (2013-02-11 20:18)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
ここまでお腹がへこんでしまうと、元が想像つかないですね。
見た目は凄いですが、しっかり役割を果たしたことは素晴らしいこと!
よくぞ頑張ったといいたいですね!!
by hirokou (2013-02-12 20:23)