陸の上の生活はどうですか? [両生類・爬虫類]
丘陵の林縁や水辺を歩くと、足元からぴょんぴょん茶色いものが跳ぶ。
バッタ?
ようく見るとちっちゃなちっちゃなカエルたちだった。
正体がわかると、歩くのに気を遣う。
踏んでしまってはえらいことだ。
これはアカガエル。
水から出てどれくらいたつのだろうか?
ここにはヤマアカガエルとニホンアカガエルの2種がいる。
「ヤマアカガエル」だろうと思うが、まだ小さくて判断が難しい。
別の場所では、もっと小さいのが歩いていた。15mmくらいだろうか。
大人になるとガマガエルとなる「アズマヒキガエル」だ。
成体の大きさはダントツに大きいが、陸に上がったばかりの頃はカエルの中で最も小さいかもしれない。
アカガエルはピョンピョン跳ねるがこちらは伸びをするようにのそのそ歩いていた。
どちらも動かなければ、枯葉にそっくりの色でまず気付かれないのだが・・・。
アカガエルもアズマヒキガエルも産卵、幼生期は水中だが、陸に上がると水辺を離れ雑木林で生活を始める。
水から上がって陸の生活はどうだろう?
水の中の方が良かったなんてものもいるかもしれない。
これからも水辺と雑木林、両方の環境を今のように良い状態に維持していかなければならない。
どちらか一つが欠けても、彼らはここに棲めなくなってしまうのだ。
2012年6月29日 東京都
無尾目 アカガエル科 ヤマアカガエル、ヒキガエル科 アズマヒキガエル CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
コメント 0